内閣府 景気ウォッチャー調査(2024年6月調査分)
毎月内閣府から発表される、「景気ウォッチャー調査」について、聞いたことはあるけれど、どんな内容だったっけ?ということで、記事にしてみます。
景気ウォッチャー調査とは?
景気の良し悪しを内閣府が調査して、地域ごとに毎月発表しています。
毎月25日から月末に調査し、翌月10日頃に発表するので、かなりリアルタイムな調査です。
百貨店・スーパーマーケット・コンビニなどの小売店やレジャー業界で働く人、タクシー運転手等、景気に敏感な職種の約2000人にインタビューし、分析集計。
「現況を示す現状判断DI」と「2~3ヵ月先の見通しを示す先行き判断DI」を家計動向、企業動向、雇用等の部門別に発表します。
DIの数値は50が横ばいを表し、これを上回ると「景気が良い」、下回ると「景気が悪い」と感じる人が多いことを示します。
2024年6月の調査結果
概況
・6月の現状判断DI(季節調整値)は、前月差1.3ポイント上昇の47.0となった。
・家計動向関連DIは、住宅関連が低下したものの、小売関連等が上昇したことから上昇した。企業動向関連DIは、非製造業が低下したことから低下した。
・雇用関連DIについては、上昇した。
・6月の先行き判断DI(季節調整値)は、前月差1.6ポイント上昇の47.9となった。
・雇用関連DIが低下したものの、家計動向関連DI及び企業動向関連DIが上昇した。
なお、原数値でみると、現状判断DIは前月差0.5ポイント上昇の47.3となり、先行き判断DIは前月差1.5ポイント上昇の49.2となった。
今回の調査結果に示された景気ウォッチャーの見方は、「景気は、緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる。先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている。」とまとめられる。
現況判断DI
5月と比較すると回復傾向ではあるが、1〜3月と比較すると景況感は悪くなっている。
住宅、非製造業が低下。飲食・小売・サービス・製造業は回復。雇用は横ばい。いずれも50を割っています。
先行き判断DI
5月よりは先行きも良いと感じている模様。ただ、1〜3月に比較すると変わらずあまり良くないと感じているようです。
住宅・非製造業・雇用が弱く、小売・飲食・サービス・製造業は戻ってきていますが、いずれも50を割れています。
景気ウォッチャー調査について、さらに細かく見ていきましょう。
調査対象地域
結構細かく分かれています。
調査機関
エリアによって異なるのですね。
調査方法
電話・Webサイト・E-mailでの回答
調査対象の人々
百貨店・スーパーマーケット・コンビニなどの小売店やレジャー業界で働く人、タクシー運転手等、景気に敏感な職種の約2000人
詳細はこちら(内閣府HP)
指数の見方
「現況を示す現状判断DI」、「2~3ヵ月先の見通しを示す先行き判断DI」を、家計動向、企業動向、雇用等の部門別に発表します。
DIの数値は50が横ばいを表し、これを上回ると「景気が良い」、下回ると「景気が悪い」と感じる人が多いことを示します。
まとめ
景気ウォッチャー調査とは…
・毎月25日から月末に調査し、翌月10日頃に発表するので、非常にリアルタイムに日本国内の景況感を毎月確認できるもの
・百貨店・スーパーマーケット・コンビニなどの小売店やレジャー業界で働く人、タクシー運転手等、景気に敏感な職種の約2000人にインタビュー
・「現況を示す現状判断DI」と「2~3ヵ月先の見通しを示す先行き判断DI」を家計動向、企業動向、雇用等の部門別に発表
・DIの数値は50が横ばいを表し、これを上回ると「景気が良い」、下回ると「景気が悪い」と感じる人が多いことを示す
毎月ここから確認できます(内閣府・景気ウォッチャー調査)
いかがでしたでしょうか?
お役に立てましたら幸いです。
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