混沌とした自然の中で育まれるもの。
ずいぶんと時間が過ぎてしまいましが、10月1日に、横浜市青葉区で自主保育をされている「NPO法人 青空保育ぺんぺんぐさ」さんが主催するオンライン講演会に参加してきました。
「ひとりで子育てしないで」を合言葉に、2013年にはじまった青空保育ぺんぺんぐさ。はじめは自主保育として、すべて保育士とお母さんで手作りでした。現在は保育者が4人に増えて、お母さんは月に1回程度保育に加わり(希望の人は何回でも)、スタッフとともに得意分野を少しずつ出し合う形で運営しています。2018年9月にNPO法人となり、「いろんな大人があたたかく見守ってくれる安心感」は、今も変わらず大切にしています。
NPO法人 青空保育 ぺんぺんぐさ HPより
9月の第1回の講演会にも参加し、そこでの学びをnoteに書いていました。
今回もたくさんの学びがあったのですが、その中から覚えておきたいなと思ったことを小出ししていきます。(ただ単に長い文章が書けない&読めないだけW)
今回お話くださったのは、青山学院大学コミュニティ人間科学部教授、
菅野幸恵さん。専門的な視点かた外遊びた自主保育のよさを伝えてくださいました。
自然は最高の子育ての場。
講師の菅野さんは、乳幼児期に育てたいものは「わたし」という感覚であるとおっしゃっていました。
自分は自分の人生の主人公であること、
そして私が生きていくこの世界は素敵なところだと感じる気持ち。
子どもが自分自身を「私は大丈夫」と思えたら、それから他者への信頼感や関心が芽生えてくるそうです。
この順番がとっても大切です。
このように子どもがしっかりと自分軸をもてるようにするには、「遊び」が大事で、特に自然の中での外遊びで育まれます!と、菅野さん。
ではなぜ自然がいいのかといいうと、自然は混沌としているからとのこと。
お天気もどうなるかわからない。
決まり切った遊びのできるおもちゃもない。
作ったものは次の日、なんなら次の瞬間には風などで壊れるかもしれない。
そんなカオスな場所で、自分の「好き」を見つけ、「やってみたい」の気持ちそのままにとことん遊びこむ。そういった環境が、子どもの自分軸を育てていきます。
屋内よりも大人の管理がいい意味で行き届かないところなので、子どもが思ったとおりに壊したり、汚したりすることができます。
壊すというのは、意味をなくすということ。そこからまた何かを創造していきます。
子どもたちと一緒に外遊びをしていると、壊したり汚したりすることは当たり前の光景です。そのときの子どもたちの表情はすごく生き生きと輝いているんですよね。
そして、壊して、壊されて。怒って、怒られて。
そうした子どもたち同士の心からのぶつかり合いは、そのまま心を育ててくれています。
このときの、子どもたちの心の動きを見るのが、私は大好き。
だから、けんかが始まると「いいぞ!もっとやれ!」なんて思っちゃう。
しかし、普段家の中で姉妹喧嘩が始まると「もういい加減にしなさーい!!」なんて言ってしまうのです。
外だと「はいはい。」と余裕をもって見守ることができるのに…。
そう。余裕をもって、子どもたちの様子を受け止めたいから、私は外で子育てしたいなと思うのです。
長くなったので、続きは次回に。
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