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欲望ではなく、希望を持ち続ける。

10月1日に参加したオンライン講演会での学びの続きです。

講演会後半からは、ぺんぺんぐさ代表の土井みえこさんのお話をお聞きしました。


10/1講師:土井三恵子さん
NPO法人青空保育ぺんぺんぐさ保育士/共同代表。
10年の田舎暮らしと2人の出産を経て、療育センター・里山保育を行う保育園などに勤務、青空保育を立ち上げ10年目。「ひとりで子育てしないで」を合言葉に、都会の親子に四季折々の自然と、子の自ら育つ力を喜び合う子育ての魅力を提案。保育士、幼稚園教諭免許、小学校教員免許、中学・高等学校理科教員免許。
◎コラム『大きな空の下の、ちいさな なかまたち』をウェブマガジン森ノオトに連載。    (オンライン講演会 講師紹介より)


ぺんぺんぐさでは、子どもの「自ら育つ力」を信じて見守り、引き出す自由保育を行っています。放任でも、いいなりでもありませんとみえこさん。

この「自由保育と放任の違い」についてもう少し詳しくお聞きしたいと思い、違いはどこか、みえこさんが子どもたちと接する中で大切にしていることを質問しました。


お答えいただしたみえこさんからの言葉が自分の中でも腑に落ちました。

「一人一人をきちんと丁寧に見続ける
過程をしっかり見続ける」
「必要なときにアクションする」

見ていないふりをしながら見続けて、”この瞬間だ!”と思った時にアクションするようにしているとおっしゃっていました。

そのアクションというのも、「へー!」という相槌だけのこともあるし、話し合いを設けることもあるし、これいいかも!という絵本を読むこともあるとのこと。

このお言葉だけでも、みえこさんが本当に丁寧に保育をされているんだなと感動しました。
私もこんな風に子どもたちを見ていきたいな。
理想の方をまた見つけてしまった。


「欲望でなく、希望を持ち続ける」という言葉も刺さりました。

到達点はイメージしないけど、この子が幸せに立っていく姿を希望として持ち続けて、葛藤しているときに背中を押したり、反対に押すのをやめたりしてますと、みえこさん。

到達点=この子にはこうなってほしい、あれができるようになってほしいといった欲望。
希望=この子が幸せに自分の人生を生きていく姿。


いろいろ準備するけど、引っ込める勇気をもって用意しているそうで、「ひっこめる勇気」ってめちゃくちゃ大事だよなと思いました。


講演会の中での別の話題のときにみえこさんが、「シンプルなことに大人が我慢できなくなる」とおっしゃっていました。

これもまたまた刺さった!!!

つい色々なアクティビティを用意してしまいますが(もちろんそれも楽しいのですが)シンプルなことを楽しむ、味わうよさを私たち大人がまず感じてきたいなと思いました。


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