プロが教えるサロンでの家具・色・照明・小物・壁紙の選び方

こんにちは、インテリアトータルプロデューサーのMAKOです。いつもお読みいただきありがとうございます。

私はインテリアをトータルでコーディネートするお仕事をしています。個人のご自宅や会社のオフィスで家具の選定や配置などのインテリアコーディネートをしたり、ディスプレイなど装飾のご提案をしています。また最近では、CM撮影やモデルハウス、キャンピングカーのスタイリングをしています。数あるお仕事の中でも、特にサロンからの問い合わせが多く、オーナーの世界観を反映させたサロンインテリアをお任せいただくことが増えました。


今日の記事では、具体的なインテリアの選び方について、プロの視点からシェアいたします。今日の記事をお読みいただく前にこちらの「まず押さえてほしいポイント」についてご理解いただくと、より参考にしていただけると思います!


家具の選び方

家具の選び方で一番最初に考えたいのはスペースとの兼ね合い。どれだけおしゃれな家具でも置けるスペースがなければ本末転倒です。

家具の配置で考えたいのは、
①接客スペース
②事務スペース
③トイレまでの動線
この3つです。

①接客スペースではお客様にどんなことをしていただきますか?ヒアリングだけなのか、契約書などの書面などにサインなどが必要なのか、という点で、使いやすいテーブルの高さが決まってきます。契約書を書く場合、テーブルの天板も書きやすいタイプを選ぶ必要がありますね。もしくは、書面に合わせてバインダーを併用するなど、お客様の不自由のないよう準備が必要です。

次に、②事務スペースでは、店員から外が見える方がよいのか、作業姿が見えないほうがよいのか、という点で、机の向きが決まってきます。また、スペースが狭い場合には、壁面を活用したウォールシェルフがおすすめです。
1つで2通りの使い方が可能な兼用家具もおすすめです。例えば、壁面ラックのようなコンパクトなデスクを活用するのも手です。

引用元:String
引用元:yamagiwa

最後に、③トイレまでの動線は、作業スペースや接客スペースをまたがないように動線を確保します。また、どうしてもまたがないといけない場合は、スクリーンやパーテーション、カーテンを使って余計なものは見えないようにします。

ポイントは、各スペースでの家具の配置などを考慮しながら家具の選定を行うことです。家具の選定をする際には、サロンのコンセプトに沿って吟味しましょう。

例えば、

・重厚感をだしたいなら、家具の形状が太いもの
・スタイリッシュ感(広さ)をだしたいなら、家具の形状(線)が細いもの

コンセプトに沿って家具の選定をしていきましょう。


色の選び方

家具選びでまず大切なのはサイズ感。スペースとの兼ね合いが一番重要です。でも、サイズ感だけでは部屋の雰囲気は作ることができません

そこで、家具を選ぶ上で重要な基準となるのがです。色選びとなると、何が合うかの基準が自分の中では判断しにくい部分ですよね。色の選び方の基本的な3つのポイントを押さえることで、統一感を出すことができます。Instagramで投稿した施工例もあわせてご紹介します。

 ①同系色
最も簡単にお部屋がまとまるのが同系色で揃えることです。

 
②類似色
赤とオレンジ、緑と青など類似色でまとめるパターン

③反対色(補色)
少し個性的なお部屋にしたい方におすすめな色選びです。
大胆に色を使うのは難しいので、まずはクッションやアートから取り入れてみましょう。


照明の選び方

照明の選び方はこちらの記事で詳しくご紹介していますので、ご覧ください。ここでも「お客様目線で」必要な明かりを配置していくことをおすすめしています。


小物の選び方

小物の選び方はこちらの記事で詳しくご紹介していますので、ご覧ください。どんな小物を置くと良いのか?ヒントをたっぷり詰め込みました。ぜひお読みください。


壁紙の選び方


家具はもちろんですが、壁紙、床材などの内装材の選定も重要です。空間のテーマ・コンセプトに合わないものを選ばれているようなら、べーシックな白い壁紙のほうがまだ良いと私は思います。

壁紙を選ぶときには、使用する壁紙はもちろん、貼り合わせパターンも考えます。

ベースの壁紙と アクセント部分の壁紙を見ていきます。ベースを白系の壁紙に選んだ場合でも、アクセント部分の壁紙とあうかどうかチェックしましょう。白系の壁紙でも、よくよく見ると、黄色っぽい・青っぽい・ピンクっぽくも見えるものがあります。

例えば、アクセント部分の壁紙が青系の場合、ベースの壁紙がピンクよりの白い壁紙よりは青っぽい白い壁紙の方がしっくりとまとまることが多いです。一概に全てとは言えないので、必ずサンプル生地を入手して合わせてみてくださいね。

また、アクセント部分の壁紙を持ってくる場所は、目に入りやすい場所にします。ただし、そこが目立つことによって、空間が狭く感じられやすいと思うような場所は避けましょう。
ここを間違うと、空間って実際よりも狭く見えてしまうこともあります。

色の組み合わせは何通りもあり自由です。どんな空間を、だれのために作りたいのか?をベースに考えていただくと、全体的にまとまった空間を作り出すことができます。


まとめ

具体的な、家具・色・照明・小物・壁紙の選び方は参考になりましたか?
コンセプトや世界観をを反映し、トレンドに敏感であり、オリジナリティがある空間。そしてお客様の記憶に残り、また来たいと思ってもらえる。そんなあなたのサロン空間づくりのお手伝いをしております。
サロンインテリアにお悩みの方に、広く私の知見を届けたいと思い、ひきつづきサロンインテリアのポイントについて発信していきます。今後の記事も皆様のお役に立てますと幸いです。
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