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読書ノート - ガチ速決算書入門

はじめに

80分でマスター! ガチ速決算書入門 を読了したので、覚えておきたい内容を備忘録。


感想

簿記を取るだけだと、結局決算書のどこを見ればどう実務的に判断できるのかというビジネスセンスの部分がかけてしまいがちだけれども、この本は決算書を成績表にとらえて、決算書の数字がこんな傾向だったら、会社の業績はこんな可能性があるという実務的な部分に踏み込んで解説しているので、非常に実用的な本だったと思う。

個人的ざっくり重要ポイント

会社の経営状態を理解する

粗利(売上総利益率)=売上総利益÷売上高×100
営業利益率 = 営業利益 ÷ 売上高 × 100
ただし極端に粗利と営業利益が高い場合は、人件費・仕入れ・原価を抑えすぎている可能性あり

p.59 粗利・営業利益の関係

会社の資金面の強さを理解する

営業利益 = 売上総利益 - 販管費
経常利益 = 営業利益 + 営業外収益 - 営業外費用 (本業以外での収支も加味)

p60 営業利益・経常利益の関係

財務観点から会社を見るには

成績表(会社の稼ぐ力):損益計算書(P/L)
診断書(会社の安全性):貸借対照表(B/S)
診断書の値(会社のお金の動き):キャッシュフロー計算書(C/S)

貸借対照表の見方

現金・預金
流動資産:1年以内に現金化できる財産
固定資産:現金化しにくい財産
流動負債:支払う義務のあるお金(1年以内)
固定負債:支払う義務のあるお金(1年以上)
純資産:支払う義務のないお金

貸借対照表から読み解く会社の状態

キャッシュフロー計算書(C/S)の見方

  • 営業キャッシュフロー:本業でどれだけ現金を得たか

    • プラス:投資活動や財務活動に使えるお金がある

    • マイナス:設備投資に使えるお金がない、新たに借金が必要

  • 投資キャッシュフロー:会社を成長させる意欲

    • プラス:資金繰りが苦しく、資産を売って現金に変えている可能性

    • マイナス:会社を成長させるため、設備投資を行っている

  • 財務キャッシュフロー:お金の出入り

    • プラス:借金が増えている

    • マイナス:借金が減っている

キャッシュフロー計算書から読み解く会社の状態


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