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母と対話してみようと思う。

僕はよく母から「事後報告ばかりだ」と怒られることが多い。

つまり相談が少ない、というのだ。

最近は9末に控えている結婚式の準備でてんやわんやになってきているのですが、少しずつ形になってきている感があります。

そう。だから母にもいろいろと報告をしていたら、「相変わらず事後報告ばかりで、あなたたちの考えていることに追いついていかない」と言われたのです。

こちらとしてはちゃんと報告してんじゃん!って思うのですが、昔からなんでもかんでも事後報告になることが多く、今回も同様だから心配されてるのかもしれません。
※来週また母と話す機会があるので、その時に母が理解できるような説明をしっかりしてくるつもりです。

まあでも確かにふと昔を振り返ってみると、僕は小さい頃から事後報告が多かったように思う。というより、相談するのが苦手というか、やり方が分からないというのが正しい表現かもしれない。

じゃあなんで僕はこんな相談できない人になってしまったのか?と、自分自身に問いかけてみました。

僕は親族の中でも一番目に生まれた孫。だから、父と母方の両方の祖父母に誰よりもかわいがってもらっていたことは確かです。本当にいろんなところに連れていってもらったり、いろんな体験をさせてもらったり。今振り返ると、本当に感謝しかないです。

ただ僕にはあまり母と遊んだ記憶があまりありません。両親は共働きで、基本は祖母に見てもらっていました。僕のために毎日遅くまで働いてくれていたからです。

正直おばあちゃんがいてくれたおかげで、家に帰ったらごはんがあって、誰かがいて、何不自由なく過ごさせてもらったと思っています。でもやっぱり自分の中には母がどこか欠けている感じがありました。

長男ということもあったからか、昔から「しっかりしなさい」と母から言われて育ってきました。(もしかしたらそういう思い込みかもしれませんが)だから、できるだけ問題や迷惑を起こさないようにしていたし、仮に問題が起きても無自覚のうちに自分で解決しなきゃっていう感覚があったんだろうと思っています。

僕は中学受験のために小5から塾に通い始めたのですが、実はその塾でいじめというか、いやがらせにあったことがありました。最初はちょっとしたいたずらだろうと思っていたので、軽くあしらっていたのですが、段々と内容がエスカレートしてきたんです。筆箱にケシカスを入れられたり、物を隠されたり。

大人になった今では大したことはないと思えますが、当時の僕には結構きついものがありました。本当は「つらい」って一言母に言えれば良かったんですが、家にもいないし、言ったら悲しませるんじゃないか?、迷惑をかけるんじゃないか?と幼心に感じていたんでしょう。本当に家から一歩も出たくなくなるほどにまで傷付いてしまいました

たまたま僕が塾へ行く予定の日に母が休みで、様子が変だった僕に対して気にかけてくれたからその時は「塾へ行くのがつらい」って言えたのですが、おそらく気にかけてもらえなかったら言えないまま、重い体を無理に動かして塾へ行っていたことでしょう。

これはほんの一例ですが、昔からこうだったんです。今では親友や妻など、話を親身に聞いてくれる存在が近くにいるから、相談も昔に比べてできるようになってきてはいますが、まだ相談することには抵抗がないと言ったら嘘になります

これは僕が勝手に出した解なので本当に合っているかは定かではないのですが、きっと昔のこの状況が僕を”相談が苦手な人”にしたのだろうと、確信のようなものを感じています。

今回の結婚式という一大イベントを機に、自分のことをまた一つ知れたのは本当に良かったと思っています。そして、せっかく知り得たこの自分の特徴について母と対話したい。大人になった今だからこそできることだと思っているから。

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