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一年中、シバンムシ

安心してください、画像は出てきませんよ。

シバンムシという虫をご存知でしょうか?漢字で書くと「死番虫」。
英語では「deathwatch-beetle」というそうで、和訳して死番虫としたそうな。

日本では暖かくなる5月から10月位まで発生するらしいけど、ここはインドネシア。常夏なので年中好条件。

そう、我が家で大発生しました。


はじまり(Day1)

最近なんだか小さい虫がいるなー、1ー2mm位の小さなカブトムシだわ。なんて呑気に思っていたら、あれ?あっちにも、こっちにも居る。。。

え?なにこの虫!玄関に沢山いる!

ティッシュに潰した死番虫を乗せていくと、黒く敷き詰めされていく。まるでティッシュの上に大匙1杯の黒ゴマを撒き散らしたようだ。その数は日に日に増し、そのうち1日1枚じゃ足りなくなり、遂にペストコントロールする事に。

ペストコントロール1回目(Day10)

「あそこにも、ここにも、居るんです」
「じゃあ、スプレーしときますね」
シュー、シューと部屋中スプレイしてもらった。匂いがきつくて、咳き込むほどのスプレー臭。インドネシアは匂いがきついものが多く、スプレー臭が酷すぎてこの日の夕飯は家で食べれなかったほどだ。
それから数日は出没することもなかったが、

ペストコントロール2回目(Day20)

1回目のペストコントロールから数日で元通り。
「まだでるんですよ」
「おかしいですね、どこか巣があるんでしょう」
で、玄関に飾ってあった渾身の力作クリスマスリースを処分することに。
「これを破棄すれば大丈夫ですよ」
せっかく作ったクリスマスリースだが、死番虫の温床となってしまったようだ。撲滅の為仕方ない。

ペストコントロール3回目(Day90)

それからというもの、少しは発生するが数は減ったように思えた。
「んーでもまだいるなあ」
「今度はフェロモントラップを使いましょう。」
このフェロモントラップとは、死番虫のメスが放つフェロモンを使ってオスを誘引捕獲するもの。オスしか捕獲できないが十分効果があるという。

ペストコントロール4回目(Day97)

前回仕掛けたトラップを開けてみると、いた!たくさん。
「いましたね。これ全部オスです」
「うじゃうじゃいる・・・(オスって馬鹿だな)、もう1週間設置したいです。」
とお願いし、もう1週間設置することに。

ペストコントロール後(Day104)

再び仕掛けたフェロモントラップを開けてみると数匹入るが、格段に減ったので撤去することに。でもまだいる。
ここで私は改めてシバンムシの生態を調べたら、なんと段ボールやドライフラワーなども餌にしてしまうとの事。
我が家にはドライラベンダーがある。タスマニアで買ってきたお土産だ。香りも良く思い出のラベンダーだが死番虫撲滅の為仕方ない。
ラベンダーを手に取ると、振動でわさーっと死番虫がぞろぞろ出てきた!
出てくる出てくる死番虫。シバンムシの足音が、ドライフラワーを包んでいた紙袋からガサゴソ聞こえるほどだ。
すぐさまビニールに入れて、殺虫剤をシューっとして破棄。まだ中でゴソゴソ動いている音がする。

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ペストコントロール後(Day110)

「また死番虫いるよ、今日も死番虫いるよ」夢に死番虫が出てきた。
夢の中でもシバンムシを駆除していた私。。。

ペストコントロール後(Day440)

完全撲滅には至っていません!
1年以上悩まされています。もう、同居虫認定をするくらいです。
7日に2匹くらい遭遇するけど、以前よりマシ。繁殖力も雑食性も強いらしく、見つけたらすぐ疑わしき発生源を撤去することをお勧めします(ToT)

もう嫌だー

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