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日本酒作ってみた

コロナ禍のため一時帰国もしていないので、我が家の日本食ストックも枯渇してきました。

まず最初に無くなったものは、干瓢です。ジャカルタで売っているのを見た事がありません。我が家はかんぴょう巻きが大好きなので、家でかんぴょう巻きを作っており、日本から持ってきた在庫が切れた時は悲しみの谷に落ちました。

次は、日本酒が無くなりました。なーんだ日本酒かぁとお思いでしょうが、こちらでは日本酒の値段が高すぎて買えないのです。日本の3、4倍も支払うのだったら買いません。ビールで結構。
でも、たまーに日本酒が飲みたくなるんですよ。

で、わたし、考えました。

なければ自分で作ろう。
ここはインドネシア。日本の酒税法には縛られることはない。
(日本在住の皆さんは真似しないでください)。

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材料
お米 1合
お水 1合位(お米炊く用)
お水 500ml
米麹 100g
ドライイースト 小さじ1/3

①お米とお水を鍋に入れ芯が残らないように少し硬めに炊く。(↓)

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②それにお水500mlを入れ、米麹とドライイーストを混ぜる。(↓)

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③1日1回かき混ぜながら数日寝かせる。

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<経過>
6時間後。もの凄い活発に発酵していて、耳を澄ませばシュワシュワ聞こえる。

<経過>
1日後。昨日は活発に発酵していたのに、今日は元気が無い。プツ、、プツプツ、、と少しは発酵が進んでいるようだ。香りもアルコール臭がしてきた。

<経過>
2日後。特に変化なし。あれ?もう発酵終わったかも。発酵終了と判断して試飲してみた。んー、まろやかではないけど、しっかりしたものが完成!強いて言うなら、料理酒な感じ。

<経過>
3日目の写真(↓)。直ぐに低温殺菌したかったけど、時間がなくて一晩冷蔵に入れて発酵と腐敗を抑えておきました。上澄はほんのり黄色。

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④そのままでも濁り酒として飲めるけど、コーヒーフィルターで濾過。

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あれ?目が詰まっちゃった。
なのでザルで濾して、酒粕をとりました。この酒粕もちゃんと料理に使うので冷凍保存。

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酒粕取ったらこんなに少なくなっちゃった。(↓)

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これをコーヒーフィルターで濾して、こんだけしか取れなかった(↓)。

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このままだと酵母がまだ生きているので発酵が進みます。なので65度で10分ほど低温殺菌(湯煎でね)して瓶詰めして完成となります。保存するほど量が無いので我が家はこのまま完成としました。わーい(^^)出来上がり。
適当にやったのにまあまあよくできました。

本当いうと温度管理はとても重要で、味の決め手の一つの要因と言っても過言ではなく、通常純米酒や本醸造酒は8℃から15℃で作られる。低温でじっくり3週間から1ヶ月かけて作られたお酒はモロミの中にフルーティーな香りを蓄えるらしい。
常夏のインドネシアだから発酵が進んで2日で出来上がったのね。

ちなみに、この低温殺菌する前のものに、材料(ドライイースト以外)をあと2回追加で仕込む方法もがあります。3段階にわたって仕込むので、3段階仕込みと言って、一度に大量に仕込むのではなく、酵母や菌の成長を促しながら段階的に仕込みます。回数が増すほど甘みとまろやかさが増すそうです。


さて、お味の方は?
「んー、旨味がない」
と旦那さん。しっかりと日本酒なんだけども美味しくないそうです。料理酒飲んでるみたいで不味くて酒屋で売ってても買わない味、だそうです(ToT)

頑張ったのに不発だなー

そして私は次なる手段を思いついたのであった。

つづく。


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