#5 シリコンバレー研修記録(2)


<Berkeley Nelson研>
https://ce.berkeley.edu/people/faculty/nelson
下水を利用したCOVID-19や水処理全般の研究者とmtg
まず水関係でイノベーションに関する授業があると聞き驚きました。しかし水関係で興味を持つ学生は少ないため、水問題×スタートアップ×学生を集めるだけでも価値があるのでは?という気づきを得ました。
下水分野での感染症検知などスタートアップにとってはホットな領域で自分はあまりバイオ系の知識がなかったので、バイオ系の仕組みを理解する人とコネを作るというのが今後面白そうという印象を受けました。下水汚泥の資源化なども循環経済の文脈で必要でもっとバイオ系の人と交流を持たなければと思いました。
また水系の事業は政治家と市民と長い関係が必要、途上国では現場の人に溶け込むことが重要というアドバイスも面白かったです。
最後にNelson先生から「Never Give up」「Fail fast, Learn fast」という至言をいただきました。


研究室にあったポスター


<Berkeleyツアー>
研究室ツアー+キャンパスツアーをしていただきました。案内していただいた日本人2人とも博士をとって将来何したいではなく、今必死に学ぼうとしていることに充実感を経ていることが非常に印象的でした。自分は社会人になってお金貯めてから必要になったら博士取ろうかなと思っていましたが、純粋に水の勉強をするために博士海外で取りたいなという気持ちにもなりました。
また、日本人とは別の方ですが研究は難しいことの連続で、それを乗り越えて成果を出そうとすることだとポジティブに語っていたことが印象的でした。
またBerkeleyにはスタンフォードより東大に近い雰囲気があって僕は好きでした。


UC Berkeley
キャンパス街で食べた謎のルイジアナ料理

<ASES交流会>
ASESとはスタンフォードの起業を考えている学生団体で、学生団体にしてはものすごい額の額がスポンサーから投資されているようです。
https://ases.stanford.edu
学生との交流会+寮の案内をしていただきました。
ASESはやはり機会提供がされていること、ASESに入るような学生は早い段階から色々なことに興味を持って行動していることが印象に残りました。一方で自分のように学部生のうちに1つのことに時間を集中させてきたような学生(運動部系の学生)だからこそできることもあるという話もしました。
また、リーダーの方に「リーダーシップとは何か?」について議論をしましたが、彼は「他のメンバーが安心してチャレンジするセーフティネットになること」と答えました。他人のチャレンジを生み出すという貢献の方法、責任をとって心理的安全性を与える人間性は見習いたいと思いました。
<余談>
Berkeleyのスタートアップ支援機関スカイデックにいきなり乗り込んで、エレベーターにいた人とLinkedin交換しました。(バイオ×機械学習のCEO)
Stanfordの寮の学生(ASESの人ではない)とビリヤードをしました(僕が勝ちました)
帰りのLyftでサンフランシスコ・ジャイアンツ歴40年くらいのおっちゃんとジャイアンツの過去と未来について1h程度熱い議論をしました。ここまでで一番熱い議論だったかもしれません。あと2日間滞在した感想として自分が好きなもの+お互いが好きなものは英語であってもいくらでも会話が続けられるので、自分の好きなものの魅力をうまく伝えるというのが大事なのかもしれないと思います。それができれば仲間が増えそうな気がしました。