石垣島がおもしろい理由 その1 /#石垣島の楽しみ方
ふらっと石垣島に移住してから七年目に入ろうとしています。もともと東京出身で、ヨーロッパ暮らしが長い私が、よりによってなぜ石垣島に? と当時は周囲を大変びっくりさせた記憶があります。いまだに、びっくりされます笑。
移住生活の一端をブログでお見せしたことはあまりなかったので、この場では少しずつ明らかにしていきましょう。結果的に七年目。石垣島は居心地が良く、これといった不足がないことがわかっていただけるでしょう。
⬛️学生たちのワークショップに呼ばれた「おもしろい大人たち」
もうだいぶ前の話になってしまいますが、東京の産業能率大学の学生たちによる石垣島でのワークショップ(公開ゼミみたいな感じ)にゲストとして呼ばれました。なぜ産能大がわざわざ石垣島で?と聞いてみたところ、石垣島がテーマとして魅力的なんだそうです。そういえばいつだか山手線で、「石垣産のコーヒーをどう売る?」という中吊り広告を出してましたね。
会場は、ユーグレナガーデン。そう、あのユーグレナ社が構えるカフェです。ユーグレナなどのバイオテクノロジーは、確実に未来を変える。そんな未来志向のカフェがまず石垣島にあることが、この島のエネルギーを物語ってます。(注:ユーグレナ自体はたいして美味しいものではありません 笑)
ワークショップの趣旨は簡単にいうと「未来」、つまり平たくいうとSDGのような内容がテーマでした。地元高校生と大学生が意見を交換し合うためのフレーミングとして、私のような大人が呼ばれました。
私に与えられたお題は「ライフスタイル」。SDGとはちょっと離れたテーマでしたが、簡単にいうと女性にしかできない生き方や、仕事を、こわがらずにやっていこうよ、という内容にしました。
今でこそ私は自立した女性の、バリバリのキャリアウーマンに見られますが、主婦も長かったですし、結婚賛成派ですし、女性はむしろ主婦という立場を使って社会に貢献できることをしたらいいとも考えています。ポイントは、決して「被害者」にならないこと。もし「不公平だな」と思った時は、そこに発掘されていない価値が隠れていると思え、そんなお話を、実体験に基づいて話しました。
私の他にも数人、大人のゲストがいたのですが、みなさん全国区レベルで活躍されている方ばかり。今の時代、ネットがあれば、日本の田舎にいても全国レベル、いや世界レベルのことができるのです。石垣島は日本版ハワイのようなリゾート地なので、いわゆる起業家のような方たちも家族を連れて移住してきたりもします。そんな方達と近い距離で会って話せるだけでも、深い会話ができ、質の高い学びがあるわけで。で、気楽にコラボレーションしようよ、みたいなことにもなる。東京とはまた別な楽しみ方があるのですね。
こういう「シーン」が存在する背景には、石垣市役所の方達のオープン・マインドネスがあるんです。石垣島の文化・観光の振興に有用であれば、私たち移住者を積極的に起用してくれますし、それによって私たちも横のつながりができます。(そうでなければ、移住者はけっこう独立して動きがちなのです。もともとが自立心旺盛だからね。)こういった風潮があるから、石垣市の未来は明るいな、と素直に思えるのです。
⬛️オフの日は、隠れ家的スポット巡り
東京から友達が来たので、一緒に「泥染め体験」に行きました。野底「ぶどり商店」さんです。↑この建物は手作りだそうです。
↑カラーのピグメントは、ぜんぶ泥から抽出されたものなのだそうです! うちいくつかは石垣産。
↓石垣島の泥で、泥染め体験中。彼女たちは型染めをやり、、、
↓私は手描き染めにしました。ふだん仕事で考えることが多いから、なーんにも考えないで、風だけを感じて描こう、と思ったら、、、、ぐるぐるぐると、台風みたいになってしまいました。9月の天気図みたいですね笑
↑できあがりー!
集中したらお腹がすくので、近くのイタリア料理屋さん、フォレスターレ・ウーノへ。女性漆作家の愛のこもった漆器でイタリアンをいただけるという、ちょっとアーティスティックな体験ができるお店です。
↑フォークもスプーンも漆器なのです。口当たりがやさしくて、ホッとします。もちろんお料理も最高です。この日はナスのクリームスープ、みじゅん(地魚)揚げのマリネ、発酵トマトとヤリイカのパスタをいただきました。
⬛️まとめ
どうでしたか。どれもこれも、質が高くないですか? しかも東京に比べるとずいぶん安めです! 石垣島では、お金をかけずに、安心して遊ぶことができます。文化度の高いヨーロッパに長年住んだ後でも、まだまだ石垣島に飽きない。もちろん島人の心意気が素晴らしいことがベースにありますが、移住者の文化度の高さと、幅の広さも要因かもしれません。みなさんも、「ふらっと移住」いかがですか?
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