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World Perfumery Congress レポート (1) はじめに & 概況まとめ

はじめに


これからレポートするのは、World Perfumery Congress (以下 WPC) 2022。世界的に有名なパフューマリーの3日間のカンファレンスです。今年はマイアミで開催され、3日間に渡るプレゼンテーションと数百社の展示、そしていくつかのパーティから構成されました。

カンファレンス自体は完全にビジネス寄りで、最新の技術や商品、そしてトレンドを知る最高の機会となります。

私自身はWPCのフィナーレと位置付けられるアワードセレモニーにて、Art and Olfaction Awards部門の受賞者として参加しました。一見業界からは遠い私の活動がこうして一部を構成するに至ったことから、WPCが嗅覚的なアート表現に注目し始めたとも考えられます。

上記のような経緯により、嗅覚アーティストとして、業界からはやや距離を置いた目線で全体を俯瞰することができました。

カンファレンスの模様
IFF社の、お昼寝ポッド

記事の構成


(1) はじめに&概況まとめ 1377字
(2) アフターコロナにおけるトレンド - ウェルネスとウェルビーイング -  4665字
(3) 香りの未来 - AI、Z世代、メタバース、アノスミア - 4044字
(4) あたらしいナチュラル - サステナブル、トレーサビリティ、バイオテック - 6,758字
(5) パワーゲームと民主化 - マイノリティ、インディー、ギルド -  8,092字

総文字数 24,936字
写真や、プレゼンのスクショ、リンクなど豊富です。録音ファイルもあります。

総まとめ

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