二子馬弓

「深みのない話を、ことさらに浅く軽やかに」をモットーに、タイピングの練習を兼ねて「愛す…

二子馬弓

「深みのない話を、ことさらに浅く軽やかに」をモットーに、タイピングの練習を兼ねて「愛する物事人」をテーマに自由作文し、noteのすみっこにそーっと置きに来ています。ご縁があって読んでくださる方、心よりありがとうございます。

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深みのない話を、ことさらに浅く軽やかに

はじめまして。二子 馬弓(ふたご まきゅう)と申します。 私はタイピングが苦手なので、ある日、タッチタイピング練習の題材として、自分を構成する要素や特徴を書き出してみようと、コンピュータに向かいました。 私ってどんな人間か。その筆頭にきたものは「双極性障害2型」、それに続いたのは「宗教3世」でした。なんの内なる抵抗もなく、これらがころり、ころりと出てきたところでハッとしました。 本当は自分を構成する要素なんかであってほしくなかったことが、堂々1位と2位で、我が物顔に登場

    • 古書店を愛する

      古書店が好きです。本が好きなので、書物がたくさん並んでいる空間は、新本を扱う書店であれ、図書館であれ、どんなところでも好きですが、古書店は私にとって、とりわけ居心地の良い空間です。 新しい本が並んだ書店は、ありとあらゆる出版物が発散する「世の中に出てやるぞ」というエネルギーに満ちていて、それはそれでワクワクするものですが、古書店の「花も嵐も越えてきました、酸いも甘いも噛み締めてきました、今は一度ここで静かに休息しているけれど、また求められれば、知恵や知識を授けましょう」と控

      • 自分のくせ毛を愛する

        私はなかなかのくせ毛なのですが、そのくせ毛をめぐり、お盆が近づく今ごろ、いつも心に浮かぶ思い出があります。 子供の頃は、お盆といえば父の実家で、各地から集まった親戚一同と過ごすのが常でした。 小さな私が何よりも楽しみにしていたのは、いとこ達と会えることでした。私のいとこは全員女子で、みんな私よりもだいぶ年上。普段はなかなか会えない大きいお姉ちゃんたちに可愛がられ、遊んでもらえることが嬉しかったのです。 さて、その出来事があったお盆は、まだ就学前だったと思うので、私が4、

        • 台湾屋台グルメを愛する(オアチェン編)

          台湾と縁の深い人生です。 台湾人と6年付き合って結婚し、2年半で離婚しましたが、元配偶者への愛は消えても、台湾への愛はしっかりと残りました。人も街も自然も文化も、台湾のおおよそ全てを愛していますが、食べ物への思い入れが特に強いです。 今日のように蒸し暑い日の、夕方の空気が漂い始めるころ。私はいつも台湾を思います。 ああ、今すぐふらりと、夜市に出かけたい。オアチェンが食べたい。イェンスージーが食べたい。タタヒービーフンゲーが食べたい。 台湾屋台グルメのことばかりが思い浮

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