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経験0(ゼロ)を1(イチ)に変える5つのポイント

先日、Twitterでこのような募集をかけました。

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いいね!の数からは想像できないほどのご応募をいただきびっくり。
それと共に、たったこれだけの募集の文章に対して、DMでご応募いただいた皆さんのプレゼン能力の高さに驚きました。
わたしも、経験なしから 0(ゼロ)から1(イチ)を作り出し、ひとつひとつステップを重ねてきました。
ではどのようなプレゼンが刺さるのか…わたしの実体験を元に5つのポイントをお伝えいたします。

※当社が運営するフードコーディネーターキャスティング業務ではいくつもの募集に対して、毎回多くの方のご応募をいただきます。
当社スタッフが選ぶこともありますが、多くは案件を発注したクライアント様が選ばれます。
その際のポイントなども様々でその実体験をまとめて記事にしています。

1.クイックレスポンス

まず、投稿してから数時間でのご応募はとても印象に残ります。
先に投稿してくださった方の印象はやはり良いものです。
「仕事が早そうだな」「仕事のやり取りもスムーズにいきそう」という安心感にもつながります。

2.きちんとしたビジネスマナー

Twitterはアカウント名が実名でないことも多く、自己紹介もないままやり取りがスタートすると「男性かな?女性かな?」「いくつくらいの人だろう?」「どこに住んでいるのかな?」など疑問に思うことはたくさんあります。
まずは、本名を名乗り、人となりがわかる自己紹介があると安心します。
今回に関しては「動画編集」ということで自己紹介動画を作っている人が多く、実際に会ったことがなくてもお話したことがあるかのような親近感が湧き、とても好印象でした。
もちろん、これで「合う・合わない」もだいたい判断することができました。
自己紹介に関しては、もともと何か所属している団体や面識のある人には不要です。
ただし、応募要項があってその条件だけ送ってくるのと、宛名、あいさつなどからはじまり、応募要項の本題に入るのとでは印象が変わります。
きちんとしたビジネスマナーが身に付いていない人は、今後のやり取りが不安になります。
プロフィールシートなどで選ばれる時はビジネスマナーは不要かと思いますが、例えば当社がクライアントに数名提案する時もマナーがある人とない人では提案する際のTアップが異なります。(オススメ!のオシ度合いが違ってきます。)

3.判断材料を1度で全て出し切る

・今までの実績
・得意分野や強みなど
・確認できるポートフォリオ、HP、ブログ、SNS、レシピサイトなど…
判断材料となる情報は全て、1度で出し切るようにしましょう。
聞かれてから出すのでは遅いですし、忙しい担当者がわざわざ名前をググってHPやブログなどを探すのは考えにくいです。
判断材料がすべてなければ、結局どのような人か知ることができずにたくさんの応募者の中から1番になることができません。
今回、動画に関してはわたしは無知なことも多かったので「何を」「どのように」聞いたら知りたいことがわかるのかが正直わかりませんでした。
でも、皆さんそれがわかる情報を先にくださったので、ほぼ聞き返すことなくスムーズに判断ができました。
登録している団体や面識のある人でも、登録した時に伝えたし…とか、以前伝えたし…では伝わっていないのも同然と思ったほうが良いでしょう。
たくさんの応募者の全てを熟知するのは難しいですし、担当者が違うかもしれません。
前から伝えているつもり…はほぼ伝わっていないと思うくらいがちょうどよく、毎回全力アピール!毎回判断材料を全て出しきるのが良いと考えます。(何回もアピールしてきてウザいなとは思わないので大丈夫です。)

4.相手へのメリット

「未経験でもがんばります」「たくさん勉強させていただきたいです」と言った前向きなコメントをよく見受けますが、厳しい言い方をすると、それは当たり前のことで、頑張ろうが勉強になろうがこちらにはメリットはありません。
自分と一緒に仕事をすることで、相手にどのようなメリットがあるかをイメージさせてくれると「いっしょに仕事をしようかな」という気持ちにさせてくれます。
例え、経験がなかったとしても、今回の動画編集だったら
・ご納得いくまで修正の追加料金はいただきません。
・品質が不安でしたら、最初の1本は無料で対応いたします。
・なるべく早く柴田さんの理想に近づけて短い時間で納品できるように努めます。
など。
また、フードコーディネーターやフードスタイリストだったら
・レシピ案は1レシピあたり2~3品ご提案します。
・スタイリングは事前にご提案も可能ですので安心して進められるよう努めます。
などがあると、安心します。
相手に他の誰かではなく、自分と一緒に取り組むべき理由をプレゼンしましょう。

5.心をつかむ

とは言え、選ぶ人も人間です。
「よく見てます」「一緒に仕事がしたい」といったコメントがあると嬉しいなと思うものです。
例えば
・いつもブログを見ていて一緒にお仕事をしたいなと思っていました。
・今回の募集で貴社の事を知りましたが「●●」の理念に共感し、ご一緒したいとさらに思いました。
・貴社商品の「●●」のファンで、実は昨日もコンビニで買ったところでした!この美味しさを多くの人に広めるお手伝いができれば嬉しいです。
など。
また自己紹介で人間味が感じられたり、クスッと笑ってしまうポイントがあるのも個人的には好きです。


これ以外にも、
・実はクライアント様の条件のひとつが「年齢」だった
・●●の実績必須
など、アピールだけではどうにもいかないものもあります。
経験が必要なこともたくさんあります。

わたしも、独立当初は様々な案件に応募し、たくさんたくさん落ちました。
なんでこんなにブログを書いているのに…レシピをあげているのに…と思っていましたが、上には上がいますし 自分よがりでは採用されないんだなと逆の立場になって(クライアント様のご意見を伺うことで)気付くことができました。
10年前のわたしに1番伝えたいですが、今経験はないけれど、最初の一歩を踏み出すために頑張っている多くの人の参考になれば嬉しいです。



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