見出し画像

突然の記憶と物語

今年の3月に実家に帰った時のドライブ中のこと。
保育園児までよくお世話になっていた病院の看板が、突然目の前に現れた。
今まで思い出すこともなかった記憶がパッと頭の中を振り切るような感じ。
その時、なぜか大きな瓶のポカリスウェットとその瓶の感触も浮かんだ。
隣にいた母に聞くと、
「ここのお医者さんは、ポカリスウェットとおうどんをよう薦めていた。果物は食べないように、って。だからあなたたち3人は果物をあまり好まないのかな」

記憶のおもしろい瞬間だった。
覚えていないわけではないが、自分の持っている感覚のスイッチが刺激されると、
一片の記憶が飛び出し、時を共に過ごした母の話で過去に物語があったのだ。

なんでも物語があるのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?