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オー・ヘンリー「魔女のパン」

本日は、オー・ヘンリー「魔女のパン」(山本ゆうじ・訳)を朗読しております。

読み返すたびに、「うまいなあ~!」とあらためて思う作品です。

小道具の使い方(パンはもちろんですが、絹のブラウスとかお手製の化粧品とかも)や、物語の運び方の巧みなことといったらありません。
主人公の行動や心情を丁寧に描写しながらも、そこにさらりと差しはさまれる冷たい一文、「~白昼夢というものですよ」。
そして相手役の容赦ないセリフと、オチのつけ方もスゴイなあと。
私は叔父が画家でしたから、こういうパンの使い方も知っていたのですが、初めて読んだとき、オチを予想することができませんでした。

オー・ヘンリーの作品は、よく知られている「最後の一枚の葉」も朗読しております。
あわせてお楽しみいただけましたら幸いです。