【12 May 2019】 おやおや、の精神。

寒いしすごくトリッキーな雨降りだし、これぞロンドン!という天気の一週間だった。

待ちかねた週末は、新しい部屋の整理。先週、腰を痛めて動けなかったので、ようやく本格的に取りかかれる。私にとって住む場所はすごく大切。いちおう半年予定の部屋だけど、仮住まいのように扱うのは嫌だ。自分の好きなように、そして居心地よく調えたい。とりあえずはグリーンが欲しくて、近所にあるお気に入り・Conservatory Archive とColumbia Road flower marketでいくつか調達。植物を手にした人を眺めるのも楽しい。


この土日は天気も上々で、まだ寒さは感じるものの、きれいな青空が見られた。緑が多いロンドン、晴れの日は本当に清々しい。道すがら、たくさんの植物や当たり前に行き交うリスたちを目にしていると、なんだかもうそれだけで幸せ。あとはある路地を歩いていたら、建物の2階から見知らぬお兄さんが「good morning!」と陽気に声をかけてきたり(キマッてたんだろうか?)、東京じゃなかなかないコミュニケーションも。ロンドンは都会だけれど、バスの中とか、お店とか、知らない者同士でもなんとなく会話をすることが多い。先日も、バスが急発進して(わりとよくある。そしてすごく揺れる)おばあちゃんが転びそうになった瞬間があったんだけど、当の本人はあらあらと笑っているし、隣の青年がとっさに手を貸してあげたりと、なんだかほのぼのしている。おいおいドライバー!とも思うけど、あまり責める雰囲気がないのだ。正直、東京からするとだいぶアットホームな感じ。目が合ったら微笑むとか、挨拶するとか、さりげない手助けとか、あとはこのバスの一件のように、起こったことに対する「おやおや」という大らかな反応とか。そういう些細なことなんだけど、これだけで場の空気がだいぶほぐれて、柔らかく居心地のよいものになるんだよね。

私にとっては、アートに触れたり面白い人に会うことはもちろん、こういうちょっとした幸せを感じられることも、ロンドンの大きな魅力のひとつ。自然と、人の緩さ、これだけで結構な安心感がある。もちろん、無礼な人がいたりおかしな匂いがしたり、急にバスのルートが変わったり、床がびしょびしょだったり、機械がやたら故障中だったり、困っちゃうことも多々あるけれど。それがシリアスに大ごとにならず、「そんなこともあるねー」で終わってしまうのが軽やかでいいではないか。

そしてこういった環境は、とても豊かだなあと感じている。経済的にではなく、心の面で。

そういえば以前、クライアントから無茶を言われたときに、一旦「おやおや」と思うと腹が立たないという術を発見したことがあったんだけど、ここでは何事においてもそんな感覚です。


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