【27 April 2019】 Rosas "LOVE SUPREME"

この土日はブリュッセルへダンス観賞。

目下いちばんお気に入りの作品、Rosasの「LOVE SUPREME」。初めて観たのは昨年、同じくブリュッセルでだった。あまりにきれいで、「終わらないで」と思いながら見つめていた。


同名のジャズに合わせて4人の男性ダンサーが踊る、とてもシンプルな作品。セット一切無しのミニマルな空間に、黒とネイビーの衣装、そこにドラマティックな音楽が相まって、それはもう鳥肌が立つくらいのかっこよさ。無機質なセットと衣装に対して、ダイナミックな音と動きからは人のエネルギーをひしひしと感じる、そのバランスの美しさったら。もう、ぐうの音が出るほどかっこいい。隙がない。特にメインで踊っているThomas Vantuycomがとてもよかった。ダイナミックなのにしなやかで、たくましいけど繊細というか。体格の良さもあり、すごく映えるダンサーだな。終演後、楽屋口から出てきた彼を目にしたけど、普段の身のこなしも素敵だった。すごくスマートで、やっぱり踊りにはその人が出るなあとあらためて思う。

ちなみに開演前、チケットカウンターの女の子が私のアドレスを見て「私、TOKYO大好き。下北沢って最高よね!」と言っていた。以前も何人かに同じことを言われた。若いおしゃれな子には下北沢が圧倒的に人気。再開発やめたほうがいいんじゃないだろうか。


窓越しに緑いっぱいの心地よい劇場。


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