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【映画】「変な家」を観ました

探偵役の佐藤二朗氏、良いな……

お久しぶりです。牧瀬です。生存しています。
最後に更新をしてから1年以上経ってしまいましたが、体調面も緩やかに回復してきましたので、諸々復帰のための準備の一環として最近観た映画の感想を書いていければいいなぁと思います。
少しずつ負荷を上げていく方向で何とか。

さて、今回観賞した映画は表題の通り「変な家」です

作者の雨穴さんはオモコロの頃からのファンで、「変な家」は原作も通過済み、テレビ東京で放映していた「何かがおかしい」も楽しく拝見していました。
ここ数年、佐藤二朗氏の演技がかなり好きになったということもあり、楽しみにしていたのですが

聞こえてくる評判の様子が何かおかしい

どうも予想してたのとかなり違う様子。
まあそもそもどう実写化するんだろう、とは思っていたのですが、あれ……?
原作にはないホラー要素が入ってるとか、怪異が出るとか
尺足りないしアレンジかな
それにしても
チェーンソーって何……? そんなシーンあった……?

とはいえ百聞は一見に如かずなので観賞へ。
三月に公開スタートしたにも関わらず六月になってもまだ上映していたところに本作の人気さが伺えます。
観客に学生と思しき若者が多いのも印象的でした


※ここからネタバレ感想となります。
 予めご了承ください。


無から因習村生えとる!!!!!!!!!!!!!!!!

えっそんな話でしたっけ?
そんな話でしたっけ???

何しろ原作を読んだのがだいぶ前(とはいえ2年以内)なので細部を忘れてるのは仕方がないのですが
それにしたって思ってたんとだいぶ違う!!!!!
あ、あれ……?
あれぇ……???

面喰らったものの、映画の造りそのものは上手い方じゃないかなぁと思いました。
ホラーの怖いと思わせる部分、例えば「柚希が最初は前髪で顔が隠れていて、暗く怪しい印象」があり、途中偽名であると判明したとき不気味に見えるようにしている一方で、正体が判明するところでは顔がしっかり見えるようにして「実は思い込みだった」と見せる、とか
王道ですが、基本的な部分がしっかりとしている、と思いました。
まあ、変な家に置いて逃げ出した後、普通に自宅へ来た柚希を上げてるのもどういう思考なん???と言われるとそうなんですけど

他にも如何にも「因習村です!!僻地!!」の雰囲気は最高だったのですが、村の一番偉い家に入りたい放題なのは一体……?とか
栗原が来たのは頼りになるけど一体どうやって来たのか、とか
細々した部分がなんか変……

一番違和感が大きかったのは雨男で、雨穴さんと違い過ぎる!雨穴さんは家探しとかしない!などがありましたが、雨穴さんじゃない架空の人物なので、まあいいかな……
動画配信者としてギリギリのラインの倫理観だったのも良かったです。

他、二人目の手の出所など、観ていて「ここはどういうことなんだろう」と鑑賞者が抱く疑問に対してきちんと回答が用意されているところが導線共にしっかりしていたと感じましたし、姉の旦那が生死不明、本家や祭壇が焼け落ちても儀式は続いていく(呪いという長い時を形成された思い込みは消えない)ことを臭わせるのもオーソドックスなホラー感があって良かったです。
怖くはなかったけど
怖くはなかったけど!
あ、でも叔父さんがシャイニングするところは飛び跳ねるほどビビりました。ジャンプスケアこわい。

それに家のセットを実際に作ったっぽい空撮(?)も「おお」と感嘆しました。細やか。(これで合成だったらどうしよう)

原作とは違うけど、これはこれでアリかな、と思います。
ウォッチパーティーとかしたら楽しそうですね。

最後に欲を言うなら
エンディングで本物の雨穴さんが踊ってほしかったです。

~おわり~

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