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シノバックとアストラゼネカのワクチン接種レポート

日本では認可されなかった中国・シノバック社のワクチンを2回と、日本では原則40歳以上しか接種できないイギリス・アストラゼネカ社のワクチンを30歳で打ったので備忘録程度に書き残しておこうと思います。ちなみにわたしはマレーシア在住です。

今ではウォークインで接種できるところもありますが、マレーシアではMySejahtera(マイセジャテラ)というコロナ関連管理アプリで予約が自動的に作られるので、傷病休暇を取って指定された日時・会場にワクチンを受けに行きます。

シノバック1回目(2021年7月9日)

日本からアストラゼネカワクチンがマレーシアに届いた!!というニュースで沸いていた頃だったので、てっきりアストラゼネカだと思って会場に到着。そこで「これから受けるのはシノバックです」と説明を受けました。シノバックってどこのだ?まあここまで来たし打っちゃおうと思い接種。

接種後に中国のワクチンだと知り、親からも「断れないの!?」なんて心配されたのですが、もう打っちゃったものは仕方ない。お医者さんに「また2週間後ね〜」と言われ、その日は副反応を見込んで直帰。

ちなみにワクチン接種会場内は、身分証や同意書を確認する事務員がマレー系、ワクチンの説明や各ブースへの誘導が中華系とマレー系、ワクチンを打つドクターはインド系が多く、多民族が共存しているマレーシアの特徴を感じました。あと事務員の人が使っていたPCのキーボードには消えかけのひらがなが写っていました。日本で使われていた中古PCがこんなところで再活用されていたとは…。

帰宅後、副反応を恐れてすぐ寝たのですが、発熱も37度台で大したことはありませんでした。他社ワクチンの副反応が嫌でシノバックを選ぶ人もいるみたいです。

シノバック2回目(2021年7月30日)

ちょうど3週間後に同じ会場で接種でした。2回目で同意書の記入やワクチンそのものの説明等が不要だったので、待ち時間も含め30分程度で終了。今までGrabというUberみたいなタクシーで行き来していましたが、副反応も大したことないと思い、電車でゆっくり帰りました。案の定その日は37度前半の微熱しか出ませんでした。

その後8月下旬からワクチンを2回接種済みかつ14日以上(種類によって異なる)経過している人は飲食店での店内飲食が可能になったので、解禁されたその日に速攻カフェごはんしました。その後9月半ばからランカウイ島への旅行も可能になり、誕生日休暇を使って1週間旅行してきました。自由っていいですね!打っといてよかった!

ブースター接種・アストラゼネカ(2022年1月28日)

本当は12月後半にファイザーで予約が入っていたのですが、他の予定があり2回キャンセル。すると1ヶ月経ってアストラゼネカで再予約が。ファイザーが良かったな…と思いつつ、またキャンセルをすると次はいつになるか分からないし、一応日本でも認可されているワクチンではあるので接種決行。

1回目の接種と比べ会場はガラガラ。おそらく第一陣は12月中に打ち終わったのでしょう。余談ですが事務担当のマレー系お兄さんたちが日本大好き軍団で、わたしのパスポートを確認した後、3人が同時に「未来へ(Kiroro)」「First Love(宇多田ヒカル)」「恋人よ(五輪真弓)」を歌い出したりして賑やかでした。そして歌歌ってても余裕なくらい暇そうでした。笑

この日初めてマレー系の女医さんにお会いしました。「アストラゼネカ5ml打つよ〜」と注射器を見せて相互確認をしたうえで注射。会場内で15分休憩して退場。その後は同じ建物内にあった可愛いカフェでブランチをし、近くの新しいショッピングモールで日用品を買って帰宅。

アストラゼネカ接種後6時間〜18時間

接種が午前11時。そして夕方に倦怠感を覚え始め、18時頃に検温すると37.7℃。ご飯を作るのが面倒だったのでピザのデリバリーを注文。20時台にピザが到着するも食が進まず1/4だけ食べて冷蔵庫へ。その後21時頃に検温すると38.2℃まで体温が上昇してました。

その後体温がぐんぐん上昇していき、トイレに行くのが精一杯になった23時頃、接種からちょうど12時間が経過した時点で体温は39.8℃まで到達。ワクチンが身体を変化させようとしている…と思いました。反ワクチン派の方のご意見も分かる気がした夜でした。

ワクチンの動きを妨げないように解熱薬は飲まないでおこうかと思ったのですが、寝苦しすぎてとうとう投薬。体温計・クーラーのリモコン・2リットルペットボトルの水とコップを手の届く範囲に置いて就寝。普段はロフトで寝ているのですが、トイレに行きたくなったりした時に転落するのが怖いと思い、階段のいらないソファーで寝ました。

結局その日の夜だけで6〜7回はトイレに行きました。汗も凄いからトイレに起きるたびに水分補給。身体中が火照っているのが分かるので、アイスパックを脇の下に挟んだり首に当てがったりしましたが、アイスパックがぬるくなって終了。暑くてメディキュットを脱ぐも、水をやたらと飲むのでむくみで気持ち悪くなり朝方に再装着。寒気と暑さで毛布とタオルケットを取っ替え引っ替え。

アストラゼネカ接種後18時間〜36時間

とうとう朝が来て、朝6時に体温を測ると39.8℃。会社には即病欠の連絡。ただ病欠となると医師からの診断書が必要になるんです…寝ていたいだけなのにツラい…

再度解熱剤を飲んで軽くもう一回寝て、なんとか外に出られそうなタイミングで近くの診療所へ。インド系の先生が「あーワクチンの副反応ね!あるあるだね!!」と言って休養2日間の診断書と解熱剤を出してくれました。熱も測らず入室から退室までおそらく30秒。早いw

一時は37℃台まで熱が下がったものの、食欲が戻らずひたすら水かルイボスティーか時々ブラックサンダーを飲み食いしていました。そしてまた夕方16時頃から体温が上昇していくのが分かりました。

そしてその日の夜は19時台にヨーグルトを食べて薬を服用。その直後、20時頃に再び39℃台まで上昇。その後解熱剤が効き始めたのか22時頃には38℃台に下がっていき、夜中はトイレに起きることもなくぐっすり眠れました。

アストラゼネカ接種後36時間〜今(大体58時間)

寝起きは37℃台。昨日ほど苦しくはありませんでしたが倦怠感と頭のもやもや感。発汗が凄かったせいか朝尿意があまりありませんでした。とりあえず脱水症状を防ぐべく朝起きて水をたくさん摂取。無限に眠れる気がしたので二度寝して目覚めたのが11時頃。熱で寝付けなかった分の疲れが癒やされたような気がしました。

そこで久しぶりにご飯を食べられる気がしたので2日前の夜にフードデリバリーで頼んだピザを完食。洗濯や食器洗いをする元気も出てきました。

夜は自炊もできてナスとトマトのパスタを食べて今に至ります。熱は20時時点で37.2℃。ナスとトマトは身体を冷やす効果があるし、念のため食後に薬も続けて飲んでいます。明日は普通の生活ができるんじゃないかなと思います。

シノバックからのアストラゼネカまとめ

シノバックの効果が薄いということで、希望者以外はファイザーかアストラゼネカのブースター接種が必須となったマレーシア。2022年2月までにブースター接種を完了させないと、今まで打ったワクチン接種証明が無効になるとの話もあります。日本に帰国したらいずれにしても日本で認可されたワクチンを受けなければならなかったので、今受けられて良かったと思っています。

ただシノバックの副反応が大したことなかった分、アストラゼネカのワクチン接種後の高熱には驚きました。まさにインフルエンザのような症状。やっぱり効果の高いワクチンは副反応も強いんだなと感じたのと、もしかして体内のシノバックとアストラゼネカが喧嘩していたのではないかとも思いました。

近頃ストレスのせいなのか身体も弱っていたので、そのせいで反応が強く出てきてしまったことも考えられます。そのお陰もあって無心で丸2日間寝込めたので頭も身体もリセットできました。

2回目の方が副反応が辛かったという声も多いので、アストラゼネカ2回目を打つのが心配ではありますが、コロナウイルス本体が身体を侵すことになったら肺炎症状や後遺症が加わるかもしれないことを考えると単純な高熱だけで良かったと思っています。

ワクチンに関しては様々なご意見がありますが、わたしは周りにかけるであろう負担を最小限にするためにもワクチン接種を選びました。コロナウイルス騒動終息まではもうしばらくかかりそうですが、早く日本を含めたアジア諸国でもエンデミックの状態となり、自由な暮らしや経済活動ができることを願ってやみません。

ちなみにまだ接種から2日半弱しか経過していないので、この後何か変化があれば追記します。多分ないとは思いますが。というわけで、日本で認可されていないシノバックと40歳未満のアストラゼネカの接種レポートでした。ご参考までに!

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