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なぜ大好きな会社を退社することにしたのか。コロナ禍での働き方に苦しむ人のために全てを書きます。

こんにちは。まきおです。
昨日発表いたしましたが、僕はApple Japanという大好きな会社を退社しました。

やめるに至った理由は話さなくてもいいかと思っていたのですが、コロナ禍で苦しむ人に少しでも勇気を与えられたらという気持ちもあり、やっぱり全てをお話しすることにしました。

「映像制作という自分の事業に全力を出す、そのためのきっかけをくれてありがとう」と今では腹を括っていますが、仕事をやめる決意をしたときは、決してポジティブな理由ではなく、苦渋の決断でした。

直接の原因はコロナ禍のマスク

直接の原因は”マスク”です。
”え?マスクごときで仕事辞めるの?”
そう思われるかもしれません。

ただ僕は、致命的にマスクが苦手なんです。
息が苦しくなって酸欠になり、頭痛がしたり、体調が悪くなってしまうんですよね。

元来重度の花粉症ですが、マスクをつける不快感の方が嫌いで、春になってもマスクは絶対につけずに生活していました。

それがみなさんご承知の通り、マスク必着の生活が1年を超えましたよね。
僕にとってはかなり辛い1年間でした。

僕の担当業務は、さまざまな方に自社製品の魅力をお伝えする仕事です。
一日中、ずっと話し続ける仕事です。

元々は、自分の知識をわかりやすく噛み砕き人に伝えるということが好きなので、自分にあった、天職のような仕事でした。

それが、マスクをつけながら1日中会話するとなるとどうしても体力を消耗し、短期間に体調不良を繰り返すようになってしまい、自分として続けるのが困難になってしまった、というのが直接的な原因でした。

同じような苦しみを持っている方、いらっしゃるのではないでしょうか?
マスクだけじゃなくとも、今の世の中本当に生きづらいと思います。
みなさまどうかご自愛ください。

大好きな仕事が辛くなっていく悲しみ

前述の通り、僕にとって大好きで楽しい仕事だったので、
「やめたかったからやめた」
という類の退職ではありませんでした。

むしろ、好きな仕事なのに、世の中の変化の影響でフィジカル的に辛くなってしまうのがずっとずっと悲しくて仕方ありませんでした。

なんとかして続けていく方法を模索していたのですが、今年に入って2ヶ月連続で高熱を出し、体調不良が続いたことから、精神的にも限界がきてしまっていたようです。

「仕事に行くと体調を崩すかもしれない」

そんな気持ちが高まるにつれ、どうしても仕事に向かう足取りが重くなってしまっていました。

好きなことなのに近づけない辛さ。
まるでカニ好きなのに甲殻類アレルギーの人みたいですね。

自分にできることが減っていくことの苦しみ

体調的な部分と同時に、”自分の業務レベルが下がってしまっている”という自己認識もまた、僕を苦しめた一つでした。

人間が一番メンタル的に健やかでいられるのは
「自分は成長している」
「自分はできることが増えている」
「昨日より今日の方がより良くなっている」
という感覚だと思います。
できることが増えていく感覚は、すなわち人の役に立てることが増えていく、という感覚です。
逆にできることが減っていく感覚は、役に立てることが減っていくという感覚で、想像以上に悲しいものでした。
体力的にキツくなっていく中で、自分のできること、自分の仕事のクオリティが下がってしまっているのではないかという不安は、さらに僕の気持ちを追い詰めて行きました。

※チームからそのように言われたわけではありません。あくまで自分の気持ちの中のお話です。

そして5月の頭、僕は心身ともにこのまま業務を継続するのは困難だと判断し、退職を決意しました。

自分の事業を持つ強さ

僕はこの1年間、映像制作の事業を行っていました。
売り上げという意味での波は激しいものの、いい時は本業の収入を上回るような収益がコンスタントに出ていたのもまた事実です。

このことは、僕に二つの思考をもたらせました。

①退職後に求職をしなくても自分の事業で仕事があること
②今の世の中だと、映像というフィールドの方が僕は役立てる人間になれるのではないかということ

本来であれば、体調不良で仕事継続が困難になった場合、やめたら収入が途絶えます。
次の仕事が決まるまではやめずらいでしょう。
おそらく最近の体調のままでの業務の継続は、本当に苦しいことだと思います。
もちろん、病気の診断書があれば失業保険という手もあると思いますが、そもそも病気になるまで耐えること自体が、正しいはずがありません。

そんな中で僕は自分の事業が有難いことに手元にあり、
「こっちに全力で注いでみよう!」
という気持ちを奮い起こすことができたので、精神的にも持ち直し、未来に希望をもち、健やかさを取り戻すことができました。

どんなことでもいい、小さいことでもいいので、自分のスキルで仕事を持っているということがこんなに強いとは思ってもいませんでした。
自分の肌と心で、実感したところです。

いいチームは、自分の良さを認識させてくれる

今から思うと、退職の決意をした瞬間は、結構精神的に虚弱になっていたようです。
「自分が職場にいても足を引っ張るだけだ」
そんな気持ちにさえ、なっていました。

それが僕が退職することを決めた時、チームにアナウンスされた時、多くの人が暖かすぎる言葉をくれました。
あぁ、僕はこのチームにいてよかったんだ、価値があったんだと、思わせていただきました。

何より大きいのは、”自分のよさ”を理解できたことです。

「まきおさんは行動力があるから大丈夫」
「親しみやすさがあるからどんなところでも人と繋がれる」
「インプットもアウトプットも素晴らしい」

こんな風に、自分の良さをフィードバックしてくれました。

僕自身、自己評価は結構低い人間なのですが、自分の良い部分を認識させてくれる、大きな大きな贈り物でした。

特にこれから個人で戦っていく僕にとって、本当にかけがえのない気づきをたくさんいただきました。

こんな素晴らしいチームを抜けるのだから、全力でやるしかない

正直、今めちゃくちゃ寂しいです笑
喪失感も半端ないです。
それだけ素晴らしい会社、素晴らしいチームでした。

そんな会社、そんなチームを抜けるからこそ、今自分にできることを全力でやるしかないと思っています。
今までのからをとっぱらい、できないと思っていた自分の壁を壊し、次の自分になれるように。

それだけの勇気を、僕はもらいました。

退職のきっかけは、必ずしもポジティブなものではありませんでした。
でも、きっかけはきっかけです。
それをどう捉えてどうするかは僕たち次第です。
嘆いていても変わらない。
だから僕は、行動すること、変えることを決断しました。

今までも、辛い経験が僕を成長させてくれました。
その時は辛くても、それが努力する動機となり、今までに見ることのできない世界を見せてくれました。
今回も必ずそうなる、そうすると心に決めております。

コロナ禍でも行動を起こせるんだ、人生を変えられるのだというところを見せていけたらと思います。

是非、見守っていただければ幸いです。
今苦しんでいる人がいたら、一緒にがんばりましょう。

最後までお読みいただきありがとうございます。
これからの状況、このnoteでもYouTubeでも発信していく予定です。
ご興味お持ちいただければぜひ、フォローやチャンネル登録お願いいたします。

映像制作にご興味お持ちの方もぜひ、ご連絡ください。
makio.drums@gmail.com

それではこれからもどうぞよろしくお願いします!

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