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日記(2024/08/06)

私の父方の祖父母から、戦争や原爆の話を聞いたことはない。
子どもの頃に聞いても教えてもらえなかったので、自然と聞くのを止めた。
今になってみれば、酷いことを聞いたのかもしれない。
祖父母にとっては、子どもの頃の辛かった経験を、何も知らない孫から話せ話せと言われて嫌だったかもしれない。
思い出したくもなかったかもしれない。
辛い経験を語ることは、再体験とほぼ同じだろう。

小学生の頃から高校生になるまで、被爆者の方のお話を聞くことは、ほぼ毎年あったように思う。
でも、これからはどうだろう。
私の孫くらいになったら、被爆者の方から直接お話を聞いたよと言ったら「へーすごい!」なんて言われそうだ。
けれども、世界史でいうと、79年前なんてとても最近だ。
そしてまだ戦争や紛争はある。

子どもの頃から、本当にはやく戦争なんてなくなればいいのにと思ってきた。
だけど、遠くで起こっていることではなく、身近にも心ない言葉や行動で傷ついたりする人がいる。

私は私と家族をまず守ろうと思う。
私がやたらと苛々しないように落ち着くとか、伝えたいことを正しく意図が伝わるように伝えるとか、家族の話に耳を傾けるとか。
砂漠の砂粒のような小さな平和を集めることが、今日から、今からできることかなと思う。