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忘れられない帯広六花亭本店

今、大変後悔していることがございます。

札幌から特急電車で2時間半、帯広にある六花亭本店でのことです。

はじめての北海道旅行、何度も何度も旅行情報誌を読み、厳選に厳選を重ね、賞味期限3時間のサクサクパイを頂きたく、帯広の六花亭に立ち寄りました。

サクサクパイの「さくさく」という触感とカスタードのフレッシュさは大変おいしく。無料のコーヒーと一緒にとっても幸せな時間をすごしました。

今でも、あのサクサクパイのことを思い出すたびに、胸に後悔がよぎります。六花亭での目的は無事に達成されたのですが、なぜこんなにも後悔しているのか?

それは、いまでも鮮明に覚えているひとつのポスターがきっかけです。

六花亭コーポレートカラーの、鮮やかな、はまなし色を背景にしたポスターには「お得意様専用ラウンジ極楽」というパワーワードが、、、

どうも、ポイントカードで貯めたポイントを86ポイント使用すれば入れる専用ラウンジらしいのです。(ポイント数はうる覚えになります)

ポイントは100円1ポイントらしかったので、9,000円分の美味しいお菓子を買えば、お得意様様専用ラウンジへの入室権が!!!

しかも、ラウンジにしかない限定のお菓子もあるようで、、、

帰ってきてからも忘れられずに検索しましたが、あまり情報を得られませんでした。

そこがまた魅力です!!

もしも、あの時に戻れるのなら、お菓子を9,000円絶対に購入したことでしょう。

私は、基本的にどこに行ってもお土産をあまり買わないほうなのですが、【お得意様専用ラウンジ極楽】という言葉だけで、9,000円のお土産を買う!!!!
という、動機づけには十分で、
「ああ、なんて、私は、限定物や特別というものに弱いのか」と再確認しました。

なお、サクサクパイは、帯広店にしかないと思いこんでいたのですが、札幌千歳空港にしっかりございましたので、是非、賞味期限が3時間と異様に短いという特別感を演出されるにふさわしい、サクサクなパイとフワッフワなクリームをご堪能ください。

というわけで、私の一度は行きたいあの場所は、帯広にある六花亭の極楽になりました。

広告代理店勤務の私ですが、こういったブランディングや広告に大変弱くて困ります。ただ、こういった経験が、広告が人の人生を豊かにすると信じられるのかもしれません。

だって、私は今、またいつか、帯広の六花亭に行って、極楽に入室することが新たな夢になったのですから。


#一度は行きたいあの場所

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