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どうでもいい実験の話(禁酒、カフェイン断ち、生牡蠣)

禁酒

2月のある日、ライブが終わりハイボールを飲んでいた時にふと、「私の人生けっこう酔っぱらっている時間が長いなぁ」って思いました。というわけで特に大きな理由もなく、しばらくいいかなぁーと禁酒してみることにしました。

禁酒を終えたのは、一ヵ月くらい経ってライブの時に橋本勇介くんが理由は忘れたけど八海山を持ってきてくれた時。アルコールが飲めないわけでも嫌いなわけでもないから、いいお酒を断る理由もないなぁと思って解禁しました。そこからまたしばらくやめていましたが、コロナの影響が深刻になるにつれ買い物をある程度まとめて済ませておくようになり、飲まないお酒を片付けないとストックする場所がないので飲んで減らすことにしました。

禁酒の効果を調べていると、「朝すっきり起きられるようになった」「よく寝られるようになった」などががありましたが、結論から言うと私は全然でした。私の場合おそらく長年の不規則な生活で、乱れた自律神経が禁酒ごときじゃよくならなかったのでしょう。ただ、最初1週間くらいは眠いっていうよりもだるいって感じですぐ寝て、朝も相変わらず眠いって感じでした。2週間目くらいから夜は変わらず寝つきが悪く、朝も変わらず寝起きが悪い日々でした。

体重が1.5kgから2kgくらい減りました。炭水化物と甘いものは好きだけど今まであまり執着がなかったのは、糖質をアルコールで補っていたからだと思います。禁酒期間中、急にチョコと果物が好きになりました。お米がおいしくて、ちゃんと炊いたりストックをしておくようになりました。

禁酒をやめた今でも、減った時の体重からそんなに変わっていないです。脂肪よりも溜め込んでいたむくみが取れたような気がします。後付けだけど、禁酒をある程度の期間続けるモチベーションのために、一つ目標を胸の内に掲げていました。その間はフットサル後の食事の時も関西に行っておいしいものを食べた時も、ピアニストとして働いていたBar音滴(バーテンダーがめちゃめちゃクオリティ高いおいしいお酒を作ってくれる)でお客様にすすめられた時も意思を貫いたのは、「自分の意思でやればできる!」っていう自信になりました。

カフェイン断ち

前述の通り、私はあんまり睡眠の質が良くないように思います。その辺はもう昔からずっとだし今後はわからないけれどライブは大体夜だから、不規則な生活を変えられないのは半ば諦めていて、「しんどいっちゃしんどいけどきっとその分ほかの人にはないアドバンテージがあってプラマイゼロくらいで生きているだろう」と謎のポジティブシンキングに辿り着いています。

起きるとデフォルトで頭が重くて(頭痛ではなく、重い)、とりあえずコーヒーを飲んでなんとなくエンジンかけるっていうルーティンだったのですが、ある日頭が重すぎてインスタントコーヒーを飲むためのお湯を沸かすことすらめんどくさくなりました。重さはその後も一向に取れず、ぼんやりと「あぁこれが俗にいうカフェイン断ちによる禁断症状か」と思いました。カフェインを日頃多く摂っていると、急に止めた時に頭が痛い・重い・眠い・倦怠感などの症状が起こるそうです(個人差はあるそう)。

私はその時ふと、「人と会う予定も仕事もないから、ダメ人間になっても今ならいいんじゃないか」と思い、そのままどこまでコーヒーを飲まずにいられるかやってみようと思いました。その日はずっと頭の重さとやる気のなさでゴロゴロしていました。

次の日も頭が重くてだるくてゴロゴロしていたけど、同時に「体調が芳しくないとはいえやっぱり人としてダメなんじゃないか」という焦燥感から発声練習を始めました。ゆるめにやったつもりだけど運動不足が続く日々で少しでも声を出すのは楽しく、ライブがないため曲の練習よりも声の出し方そのものを色々な姿勢で研究したり、最近使ってる教則本の伴奏が陽気なので調子に乗って歌ってしまいました。

その次の日、頭が重いんじゃなくて痛い。確実に痛い。頭だけじゃなくて首の後ろ、肩の後ろ、腰の後ろ、太ももの付け根の後ろ、とにかく体の後ろ側が痛い。ただそれがカフェイン断ちゆえなのか、発声あれこれで普段使わない筋肉を使ったからなのか、元々肩こり症なので悪化したのか、その頃満月が近かった上に気圧変動も凄かったからなのか、思い当たることがありすぎて何とも言えません。わかるのは日に日に体調が悪化している。

「こんなに体調悪いのにここで諦めてコーヒー飲んだら損した気がするし負けだ」という無駄な負けず嫌い精神を発揮して、カフェイン断ちを続けることにしました。でも首肩の痛みとハリと圧迫で声が出しづらく、これはもしやまずいんじゃない?声が戻らなかったらどうしよう、って不安でした。

そのままの体調とメンタルで数日が過ぎました。属しているとある音楽コミュニティの課題をやろうと思ったけど、「カフェイン断ちの影響か今体調がすぐれないのでもう少しかかります」と初めて他者に泣き言を言いました。LINEしました。そしたら「こんな時期くらい我慢しないで好きなものを飲んでもいいじゃないですか!」等心配や励ましの声を頂きました。その通りだ。このストレスフルな非常時下においてさらに苦しい思いを自らするってどれだけドMなんだ。

見えない何かと戦っていた自分の気持ちがふっと軽くなり、次の日一杯分のインスタントコーヒーの半量を豆乳と割って、黒蜜を入れてソイラテもどきを作って飲みました。おいしい。体はまだ痛いけど頭がクリアだ。ぼーっとしていた数日間が続いていたけど、その日は考え事が捗りました。

カフェイン断ち生活はここで終了しましたが、以前ほどの量のコーヒーを飲まないように気を付けるようになりました。コーヒーは水じゃない。お茶とか他のカフェイン飲料も、コーヒーじゃないからといって知らず知らずのうちに飲み過ぎないように気を付けています。パソコンやピアノに向かう時に飲み物をたくさん消費しがちなので、ルイボスティーか麦茶か水にするようにしました。コーヒーをすぐに飲まない朝でも最近は頭がそこまで重くない気がします。よかった。

生牡蠣

禁酒、カフェイン断ちを経て、今の時期にやってみたいことがあります。それは生牡蠣を食べること。過去にテンプレ通りに絵に描いたように生牡蠣に当たったことがあって、それ以来トラウマです。その時程、はしごが付いていて下に荷物を収納できるタイプのロフトベッドを後悔したことはありません。もうトイレの床で寝ようかと本気で思った。熱も出ていたので解熱剤を飲んだ瞬間水ごとリバースした時、「あぁ、脱水症状って今まで実感なかったけどこうやってなってゆくんだな」って思いました。

余談ですが私は昔からなぜか「高い所に上る」という行為が好きです。「高い所が好き」とはちょっと違う。子供の頃は二段ベッドにものすごい憧れを頂いていて、友達の家や合宿所にある二段ベッドが大好きでした。今でも「屋根裏部屋」とか「秘密基地」みたいな言葉に駆り立てられるし、みんなが安心して外に出られるようになったらやりたいことの1つに「アスレチックに行く」というのがあります。アスレチックオフ会しない?あとボルダリングやってみたい。

ちなみに加熱用の牡蠣と生食用の牡蠣の違いは鮮度じゃなくて水質です。菌の数です。加熱用の鮮度が悪いわけじゃないです。保健所がオッケーを出した水で育った牡蠣が生食用として出回っています。きちんと水質管理された場所で育った生牡蠣はリスクは低いと思います。牡蠣は何もかも危険だと誤解しないで頂けたら幸いです。これは完全に私の気持ちと体調の問題です。

これまで万が一ライブに穴をあけたり配信できなくなったら…と考えてなかなか挑戦できませんでしたが、チャンスは自粛中の今しかないと思う。これでだめだったら生涯二度と生牡蠣は食べません。大丈夫だったらこれからの人生体調の良い時には自信を持って生牡蠣を食べよう。

ここまで長文を読んで下さりありがとうございました。特に意味も目的もないんだけれど、こうゆう時だからアウトプットしたくなったんだ。生牡蠣の実行と経過についてはまたいずれ。

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