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真上の太陽

文章書くなら写真は1枚のみ。写真を複数並べるなら文字はキャプションのみ。これがnoteのルールのようだ。どっちかにせえということだろう。ただどうしても2枚の画像を使いたかったので1つの画像に合体させた。note側のスタイリッシュにやってくれよという意図からすると、型破りな困ったやつかも知れない。

では本題へ。

5月22日晴れ。ハノイでは珍しく太陽が強烈に射している。正午頃、通りの街灯の柱(写真左)には、日陰がない。厳密にいうと、上部の湾曲した部分と側面の看板の真下にのみ日影がある。垂直に伸びる柱には影がない。つまりほとんど真上から陽が射していることが判る。

ハノイの緯度は北緯21度。北回帰線が約23.5度にあるので、夏至の頃にはハノイの太陽は真上を飛び越えて北から陽が射すということになる。では、いつ太陽が真上に来るのか?というと丁度今頃らしいのだ。詳細は次のようなサイトで計算できる(太阳高度角、太阳方位角在线计算器:https://www.osgeo.cn/app/s1904 カシオがやっているKeisanサイトでも太陽高度のシミュレーションができるが詳細時間などパラメータ設定が限られている)。

北半球に居ながらにして太陽が北から射す体験ができるのは世界でも限定した地域と季節に限られる。今の時期、太陽が真上に来た。そして、これから北に寄っていくという地球規模のショーの始まりである。これは多くの日本人にとっては面白い体験ではないかと思うのであるが、それを会った人に嬉々としてお話してもシラけられることが想像できるため、この場でひっそりと発信するに留める。

画像右はGISを使って、高層ビル(約180m)の日影の状態をシミュレーションをしたもの。正午頃(厳密には今日の当該地域の南中時刻は11:53~54)において、今日(5/22)は地面にはほぼ日影が生じない(ビル側面のみ)。6/21夏至には南側に日影ができることが判る。

念のため繰り返すが、このような体験ができること、楽しみではありませんか???

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