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初めてのハノイバス
歩きは遅い、自転車は暑い、クルマは高い。ということで、ハノイ市民の足の最適解が必然的にバイクとなっているのだろう。 実際には、公共交通の路線バスもよく走っていて、コロナの影響かどうか定かではないが、意外と車内が空いているのを見かける。初乗り運賃7kVND、初乗りといっても25kmまでの料金なので市内はほぼこの一律料金で行ける。このコスパの高さよ。 乗り方は簡単。目的のバスが来たら手を上げて止めて、前から乗り、車掌からに目的地を告げて切符を買い、後ろのドアから降りるとのこと。 動画は今回初めて乗った時の様子だ。前から乗ろうとしたら運転手に指示されて後ろドアから乗り込んだ。どのバス停でも同様で、後ろドアだけを開き乗降客を捌いている。混んでいないので1つのドア扱いだけにしているのだろうか。 帰りはGrabを呼ぼうと思っていたが、バス停の所で丁度行きと同じ番号のバスがやって来たので、それに飛び乗って帰宅した。路線バスを移動手段の選択肢として追加することで、また一つ自由を手に入れることができた。 タクシーによる点と点を結ぶ移動では得られない利点が、路線バス利用にはある。まず乗る前に対象路線がどこを通るかを俯瞰する。乗ってからはどこを通っているかを車窓風景と併せて確認する。様々な路線を乗るに当たり、その無意識の作業を繰り返すことで、街を面的に捉えていくことができるだろう。