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新版ムーミン改訂翻訳こぼれ話、はじめます

「ムーミンの原作小説が日本で翻訳出版されてから55年」
という節目で刊行された新版ムーミン全集。

新版の1巻~8巻の改訂翻訳をしていく過程で
翻訳メモがどんどん溜まっていき
スニフの洞窟に入りきらない状態に……。
これまでも翻訳こぼれ話はTwitterや読書会で
ちょこちょこ公開していましたが、今年から
面白いことをご一緒している石田月美さん・
頭木弘樹さん・横道誠さんが声を揃えて推して
いらしたnoteで整理していこうと思います。

翻訳メモの中にはnativeたちとのメッセージでの
やりとりもあり、読み返すとこれが結構面白い。
その中のひとり、スウェーデン語系
フィンランド人の詩人Henrikaが
私たちのやりとりをエッセイにしたものが
こちら↓

トーベ・ヤンソンのことばはシンプルの一言に
尽きる。
となると当然、文章の ニュアンスや行間を
翻訳するのは難しい。
詩人のHenrika Ringbomは 2 年に渡り、
日本人 の翻訳者・ 畑中麻紀 を支えてきた。
このエッセイで語られるのは、
ややこしさ満載のふたりのやりとりである。

【Hufvudstadsbladet_2023.01.15】Essä: ”En skön sås. Med Maki
san genom Mūmindani”より

この後の本文も翻訳してあるけど、有料記事なので
勝手には公開できない(涙)という……。でも当然
このやりとりは私の手元にも残っているわけで
侃々諤々なムーミン談義もアップしていきます。

こぼれ話は、ちょっとしたものから、
込み入ったものまで色々。
作品毎に「マガジン」を設定して
書いていきます。
どうぞご贔屓に。


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