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Something New Monday じゃなくてSunday

最近、二歳の娘と二人で過ごす週末は、もっぱら近所の公園だった。コロナ禍だから、という理由以上に、それが一番楽だから。行き慣れた公園、遊び慣れた遊具、午前中にめいっぱい遊べば、午後はお昼寝がしっかりできて、その間家でゆっくりできる。そして夜が来て、ご飯を食べて、お風呂に入って寝る。予定調和がとても楽だったから、そうしていたと思う。

娘が生まれてから、予測のつかない出来事が起こりそうな場所へ出掛けるのが少し怖くなった。でも上記のようなことをしているうちに、どんどん自分の思考が、自分の負担が少なくなる方へ、自分が疲れない方へと、進んでいた。これは週末の過ごし方だけじゃなくて、暮らし方全般について言えることだ。

家事はなるべく手間をかけず、仕事もなるべくコスパのいいものを。出掛ける予定がなければメイクをせず、服も2パターンの部屋着を日替わりで着替えるだけ。娘と過ごす時間も一緒に楽しめるというよりも、自分が楽な方法を、模索する。そしてそれを阻害するものが現れると、ひどくイライラしていた。

でもこの週末は、ふと思い立って娘とスーパー銭湯に行ってみた。オムツが取れていない子どもと一緒にお風呂に入れるという触れ込みで、少しチャレンジしてみようと思ったのだ。

コロナ禍だし不謹慎かなとか、娘と二人でゆっくりできるのかなとかいろいろ考えた。でも実際に行ってみたら、とても楽しかった!時間帯がよかったのかお風呂場は空いていて、周りは子連ればかりで居心地がいい。小さい子と一緒に幸せそうにお風呂に入ってるママたちの顔を見て私も幸せな気持ちになった。

私がお風呂場に荷物を忘れたのに気付いてアワアワしていると、脱衣所にいたおばちゃんたちがフォローしてくれた。プールが大好きな娘は、水があったかいプールだと勘違いしたようで、露天の寝湯と腰湯の浅瀬の中で終始楽しそうだった。

結果出掛けて疲れるどころか、すごく元気になって帰ってきた。

そして気づいた。あぁ、本当は公園じゃなくて、ここ最近寒かったし、週末はゆっくり温泉につかりたい気分だったなぁと。

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娘とスーパー銭湯に行ってみようと思ったのは、ブランドプロデューサーの柴田陽子さんが、コロナ禍の過ごし方として「Something New Monday」を提唱していたのをテレビで見たからです。

ネイルを今までしたことのないカラーに変えるとか、ほんの些細なことでいいから、月曜日は自分にとって新しいチャレンジをしてみよう、そうすることで、チャレンジすることに対するハードルが低くなる。チャレンジの習慣がつく、というもの。

Mondayは忙しすぎるけど、Sundayならできるかな、と思い始めてみたら、なかなかいいかもしれません。たとえ来週末が公園でも、ちょっといつもと違う新しいことをしてみよう、と思うと、自然と自分がしたいこと、自分にとって楽しいかもしれないことが浮かび上がってくる気がします。そして、最近死にかけていた好奇心が、むくむくと湧き上がってくるのがわかります。

(clubhouseもチャレンジしてみたいと思うのだけど、Andoroidユーザーが完全に除外されてしまうのなんでなの!笑)


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