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好みのタイプとゆずれないこと

襟足からのぞく、細い首元。
捲り上げたシャツから見える、血管の浮き出た骨ばった腕。
指と手のひらの大きさの均整がとれた、きれいな手・指。
肩甲骨が触れずともわかる、角ばった背中。
見上げた時に小首を傾げてこちらを見てくれる、優しい眼差し。


私の大好きな人(たち 注:元彼たちも含めよう)の特徴だ。

誰しも好きになる人の共通点はあると思う。
それはあくまでも後付けだと思っていたのだが、そうではない。
好きになる上でゆずれないポイントとなのだ。
と、確信してしまった。


○●○
一丁前に婚活なんぞしてみた、この夏。平成最後の夏。
本格的な相談所はまだ早いかなと勝手に結論づけ、
(実際には全然早くなくて、むしろ適齢で。でもケチった。)
いくつかのアプリを試してみた。


人間、実際に会わないとなにもわからない。


アプリ分析をするつもりはない。
ただ、この手の婚活をする上で大事なのは
「実際に会うまでの最短距離」だと思う。
会わないとわからないことの方が多いのだ。

だから、会える数・会うまでの時間が如何に最短距離でいけるか
ここが大事になると思う。


で、
最初に挙げたような
好きになった人の共通点なんてすっかり忘れていた訳だけど
会って気づいてしまう。


「この人、なんか違う。」


あんな共通点なんて外見的特徴でしかない訳だから
大したことではない、だから結婚できないんだ!
とか、聞こえてきそうで怖いし
言われたら、めちゃんこ凹む。
(なので、ご丁寧にコメントとか残さないでくださいぃぃぃ)


でも、違うもんは違うのだ。
気持ちというよりも、視覚や肌が拒絶する。


相手の方はとっても素敵な方達ばかりだった。
それは声を大にして言いたいし、
なんならここに略歴やらお写真やら載せたい程。
私にわざわざ会ってくれて、感謝しかない。

でも、違うものは違う。


○●○
年内婚約を掲げているアラサーとアラフォーの間にいる私。
大事なものはもっと他にあると思っていたし
譲れないことなんてもっともっとオトナなものだと思っていた。

なのに、20代の頃となにも変わっていない。
その事実に驚愕し凹んだ。

でも、知ることは大事だ。
間違った選択をしなくて済むし、
なにより、正しい選択を最短でできるようになる。
(間違った選択も大事だ。いい学びになる。誤解のなきように。)


この夏に知ったことが秋や冬には実りとなるのであろう。
おぉ!
秋は実りの季節だし
冬はそれを楽しむたのめの季節だ。
夏にいい花を咲かせたのかもしれない。


と、思えば素晴らしき夏。平成最後の夏である。


本当は
「パパとママは平成最後の夏に出会ったのよ」なーんて
娘・息子にちょっとロンマチックモードで馴れ初めを語るのを夢見ていたのだけど、どうやらそうはいかないらしい。

あ、でも
秋も冬も平成最後か、年内ならば。
なら、まだロマンチック馴れ初めは諦めなくて済みそうかな。

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