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4月に読んだ本まとめ①

4月上旬に読んだ本の備忘録です。

1冊目『20代で隠居』

20代で”自称"隠居生活をおくられている大原扁理氏の本ですね。
1日の過ごし方や月間の支出なども詳しく載っているので、面白かったです。
しんどい思いしてお金稼ぐって本末転倒だよなあと改めて思いましたね。
自分の人生なんだから自分で選んでいい。
いろいろな生き方があっていい。

2冊目『パリでメシを食う。』

「パリの国連で夢を食う。」の川内有緒さんの著書で、パリに住む日本人を取材したノンフィクションです。
まず初っ端に不法占拠したビルでアートを描く女性から始まって、なかなかインパクトがありました。誰かを目標にしているわけでも、誰かの目標になろうとも思わない、ただひたすら自分のやりたいことをやる彼らの生き方が心底美しいな、と思いました。そしてみなさんとにかく努力がすごい・・・。
この本に出てこられたヨーヨーパフォーマーの方が急逝されていたのですが、YouTubeで見た演技がとても美しく、この目で見たかったなあと思ってます。

3冊目『ケーキの切れない非行少年たち』

少年院に収監される非行少年の多くは認知機能に問題があり、それを訓練して正しく認知するようにしない限り、真の反省もできず、ましてや社会復帰など程遠いという私にとっては、結構衝撃的な内容でした。
発達障害などは知られるようになってきましたが、それとは別に、まず認知ができていない、という問題があるということは初めて知りました。

そりゃ刑務官も一見普通の少年たちが、自分たちと同じものが見えていない、認識できていないなんて思いもしないのでしょうから、こういった研究がされるまでは、何で伝わらないんだ、罰を与えるしかない、という思いしかなかったでしょうね。そして少年たちも罰が嫌だから反省した振りをする、そして社会へ出たらまた同じ犯罪を繰り返す。そして被害者が増えていく。という悪循環。

辛い思いをする被害者を一人でも減らし、更生を促し、納税者として社会へ出すためにも、こういった教育は急務だと思います。また非行に走る少年を一人でも減らし、安全な世の中を作っていくために、本書で紹介された”コグトレ”などは広く小学校などで取り入れられる必要があるのでは。

4冊目『団地に住もう!東京R不動産』

読んだら団地に住んでみたくなりました。都会なのに緑が多いというのは確かに珍しいかも。
ただ団地って結構駅から遠いところ多くないですか?
ショッピングセンターも敷地内にある団地ってあるんですね!ちょっと規模感がよく分からない・・・
団地にお住まいの方とか詳しい方がいたら、お話聞いてみたいなあ。
お祭りやマルシェとか面白い取り組みも多くて興味深いです。コミュニティに入りたい人は団地おすすめかも。

5冊目『「自己肯定感低めの人」のための本』

これは別でまとめましたので、もし気になる方がいればそちらをどうぞ。
自己肯定感の低さに悩んでいる方は、一度読むべき一冊です。

6冊目『新・人は皆「自分だけは死なない」と思っている』

東日本大震災をきっかけに「正常性バイアス」という言葉もかなり浸透してきたように思います。異常事態が起こっても、自分のいるところは大丈夫と脳がバイアスをかけることによって、迅速な避難行動が取れなくなります。
他にも専門家によるミス、エキスパートエラーや、集団でいる時に自分の頭で考え、一人だけ違う行動を取ることがいかに難しいか、など分かりやすく解説されています。
南海トラフを始めとする巨大地震は近いうちに必ず起こりますから、少しでも多くの人に読んでもらい、日頃から「今災害が起こったらどう動くか」を常に考えてほしいと思います。
非常事態が起きた時に、泣き叫んで取り乱す人は10〜15%、何もできない人は70〜80%、冷静に行動できる人は10%だそうです。私は大阪北部地震でも動けなかったので、間違いなく70〜80%に入ってます。

7冊目『墜落遺体 御巣鷹山の日航機123便』

正直あまり語るのが難しいです。
読んでいて辛くなる人も多いかと思います。
遺体を遺族に必ず引き渡すというのはやはり日本ならではなのだなあ、と思いました。
そしてあまりに遺体の描写が凄惨で、正直飛行機に乗るのが怖くなっています。
いろいろなエピソードが出てきて、あの日、乗客そして遺族、どれほどの人の運命が変わってしまったのか、なかなか直視するのが辛いです。

8冊目『食っちゃ寝て書いて』

「ひと」「まち」などで話題の小野寺史宜氏の小説です。

9冊目『フリーランスがずっと安定して稼ぎ続ける47の方法』

フリーランスって自由だけど、当然それに伴う苦しみもあるんですよね。特に年金関係は会社員は会社が半分負担していたり、かなりアドバンテージがある気がします。他にもフリーランスとして働く際のポイントやメンタル面の解説もあり、フリーランスになるなら必読の1冊です。

10冊目『がんばらないことをがんばるって決めた。』

生きてるだけで偉い。
今仕事がしんどい人、辛いことがあった人、そんなに頑張らなくていい。自分を甘やかしたっていい。そんなにがんばってるんだから。読み終わったらそう思えます。疲れた時に読みたいです。
Twitterで話題になった「おさつ」さんの著書です。


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