【浦安DR】千葉ダービーRound.2試合予習編:Div.2第10節_vs.NECグリーンロケッツ東葛
「ジャパンラグビーリーグワン2023-24」Division2は、いよいよレギュラーシーズンの最終節。
現在首位の「浦安D-Rocks」は、NECグリーンロケッツ東葛(以下、GR東葛)と対戦。ともに千葉県内がホストエリアの「千葉ダービー」の第2ラウンドは、首位攻防戦です。
※チーム名は略称の「浦安DR」や「D-Rocks」ファンのみなさんが使っている「D6」で記載
※サムネイルは今シーズン初出場のD-Rocksイズラエル・フォラウ選手
試合情報
今節はD6のホストゲームですが、本来のホストエリアの関東圏ではなく、宮城県仙台市で開催されます。
仙台は前身チーム「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安(アークス)」時代からセカンダリーホストエリアです。
千葉県が拠点の2チームがどうして仙台で対戦するの?という素朴な疑問から先は、ファンが立ち入れる範疇ではありませんが、今週はDivision1がバイウィークのため関東圏なら観戦したいラグビーファンも多かったのかな、なんて思っちゃいます。
Division2 順位表
第9節終了時点で勝敗はともに8勝1敗、2点差の勝ち点でD6が首位。
直接対決で勝利したチームがリーグ戦を1位で通過します。
なお得失点差でもD6が上ですが、9試合の計334得点のうちペナルティキックは1本だけ。トライとゴールで得点を重ねています。
リーグ戦後の順位決定戦は、上位3チームの総当たり。2試合合計の勝ち点で最終順位が決定し、その順位により入替戦で対戦するDivision1のチームが決まります。
スケジュールは下記の通り。
試合会場は1位通過が2試合ともホスト、2位通過はホストとビジターが1試合ずつ、3位通過は2試合ともビジターです。
Division2の最多観客動員
GR東葛は前節の対S愛知戦では、ホストスタジアム・柏の葉公園総合競技場でDivision2の観客動員を更新。ホッケーシャツも配られ緑にスタンドが染まりました。
ちなみに過去2シーズンのユアスタでの観客数は下記の通りです。
今節はどれだけの方が駆けつけ、D6の背中を押せるでしょうか・・・・・・。
前回の対戦
第1節、昨年12月9日(土曜)の開幕戦で対戦(GR東葛のホストゲーム)。
前半はD6がリードしながらも、後半に逆転され28対31で敗戦。チーム初のリーグ戦黒星でした。
詳細は公式ハイライトと、
リーグワン公式レポートをどうぞ。
また、現地観戦写真を個人のInstagramで紹介しています。
前回の予習記事では、千葉県のマスコットキャラクター「チーバくん」を使って千葉ダービーなどを紹介しました。
出場選手情報
浦安DR
前節から5名が変更になっているほか、違うポジションでの先発(2名)、先発とリザーブで9名が入れ替わっています。
嬉しいのは初の先発入りをした昨シーズンアーリーエントリー組の鍋島選手(3番)。2試合ぶり先発の古巣対決・石田選手(1番)、6節以降連続出場中のマレー選手(2番)と公式戦では初めて第一列を組みます。
また、昨シーズンDiv.2トライ王のラリー・スルンガ選手も久々のメンバー入り。
なお、今節は現在Div.2トライ王、稼ぎ頭の石井 魁選手が出場しないため、全試合先発出場はその石井選手に代わり11番に入る安田卓平選手だけになりました。
●お帰りラッシュ
今節はお帰りラッシュというか、この試合をターゲットに復帰準備をしていたのかなと思う選手達がメンバー入りしています。
まず、今シーズン初出場でいきなり先発するのが「Xファクター」ことイズラエル・フォラウ選手(イジー)。
昨年はラグビーワールドカップ(RWC)2023大会でトンガ代表入りを目前にケガで離脱。でも今シーズン当初からチームに合流し、練習公開では徐々に外で動く姿も目撃していました。
満を持しての復活と思われ、GR東葛・レメキ選手とのトイメン対決で豪快なステップが繰り出されるのか、またハイボールキャッチの競り合いも楽しみ!
なお、GR東葛9番のニック・フィップス選手とは、RWC2015年大会でオーストラリア代表「ワラビーズ」でともに戦ったチームメイト(その後、国籍変更のルール改正により、イジーはトンガ代表資格を取得)。
チーム公式SNSでも復帰コメントが投稿されています。
続いてシーズン途中の負傷から復帰をはたすのが、オテレ・ブラック選手(オッツ)と金 正奎選手(しょーけーさん)。ともに第4節以来の出場です。
オッツは、GR東葛・アッシュディクソン選手と同じくマオリオール・ブラックススコッド経験者。D-Rocksの司令塔が戻ってきました!
しょーけーさんは第4節でチームメイトに激突され顔を強打、試合会場から救急車で運ばれ、その後手術を受けられたことをご自身で発信されていました。
顔が腫れあがっている時も練習公開では欠かさずファンサービスをされていて、会うたびに着々とお顔が綺麗になっていく姿に、代名詞でもある「きんめし」パワー(と医学の力)はすごいね、とファンの間で話していたほど。
アークスでは長きにわたりキャプテンとしてチームをけん引した心強い選手が大事な局面で復帰です!
GR東葛
※試合後追記
メンバー変更が発表されていました。
・ゴゴクリ
GR東葛の公式YouTubeで配信される「GO GO!! GREEN ROCKETS CHANNEL ゴゴグリ」。毎週金曜日 12時30分からチームOBの藤戸恭平さんがMCをつとめ、前節の振り返りや次試合の見どころをゲストの選手やコーチが紹介します。
今節は松尾コーチがゲストで、注目選手に2名あげています。
個人ランキングは順位決定戦までの12試合で決まりますが、今シーズン加入したナミビア代表の10番、ティアン・スワネポール選手が首位との差10点差で得点ランキング2位につけています。
キャプテンのレメキ ロマノラヴァ選手(15番)は2試合の出場停止があったにもかかわらず2部門でトップ、1部門で2位の活躍。
またボールキャリー(ボールを持ってプレーをした数)はマシヴォウ選手(8番)、ネマニ選手(13番)でワンツー、レメキ選手も同率4位につけています。
また、今節のリーグワン「見どころ」に選ばれている山際大貴選手(4番
)。タックルが成立した数では1位、ラインアウトでボールのキャッチを成功した数は2位につけています。
両チーム一覧
D-Rocksは石田選手が、GR東葛はサム・ジェフリーズ選手が古巣対決です。
第1節メンバーと比較
浦安DRは9名、GR東葛は7名のメンバーが入れ替わっています。
※追記:GR東葛のメンバー変更未反映
試合をより楽しむコンテンツ
試合をより楽しむための読みものやアプリ企画です。
①リーグワン公式 見どころ
リーグワン公式サイトでは、毎節各試合の「見どころ」が紹介されます。
浦安DRは石田楽人選手、GR東葛は山際大貴選手が紹介されています。
②リーグワン番記者ポスト
リーグワン公式Xの「#番記者ポスト」にも石田選手、山際選手は前節の初トライの様子が投稿されています。
③J Sportsラグビーコラム
今節は久々にJ Sportsのラグビーコラムで紹介されています。
④SpoLive(携帯アプリ)
スポーツ配信アプリ「SpoLive(スポライブ)」では、今シーズンもアプリ上で応援するチームをトン活(アプリの「応援」ボタンを押すだけ)があります。課金応援をすると選手のデジタルカードが届きます。
会場外で応援!
今節は関東圏の会場ではないためJSports越しに応援する方も多いと思いますが、テレビ放映は生中継ではなく18:00より録画放送です。
オンデマンドは生配信ですが加入されてない方は、D6のオフィシャル応援店舗「HUB新浦安店」で試合の放映があります。
イベントといっても、試合時間になると店内のモニターで試合が放映(J-Sportsオンデマンド)されるので、飲みながら観るだけ。D-Rocksのファンクラブ会員の割引特典やノンアルコール飲料もあります。
こちらで応援するD-Rockers(D-Rocksのファンネーム)達もいるそうです。
同じ空間で応援気分を楽しみたい方はぜひ。
場所はJR京葉線・新浦安駅前「オリエンタルホテル東京ベイ」B1F、30日の営業時間は14:00~17:00と変則になっています。
今シーズンこそ仙台で勝利を
実はセカンダリーホストと言いながら、近年はアークス時代を含め仙台での勝利がありません。公式記録調べでは直近勝ったのは2018-2019シーズンまで遡ります。
特にリーグワンになってから初年度の2022シーズンは、アークス最終年の最終戦(第16節)でコベルコ神戸スティーラーズに初戦のリベンジをされ、シーズンで4勝もあげながら、よもやの入替戦行が決まった一戦(その後、降格)。
昨シーズンの2022-23シーズンは、元々はリーグ戦で予定されていたものの日野レッドドルフィンズの辞退により中止に(勝ち点獲得)。
その後、Div.1/2の入替戦1試合目がユアスタで開催され、花園近鉄ライナーズと対戦。プレシーズンから無双を続けていたところ、初の敗戦をした一戦(その後、2戦目でも敗れ昇格ならず)と、重要な試合を行っている場所でもあります。
今シーズンもリーグ戦最終節の首位攻防戦であり、これから続く順位決定戦、入替戦に向けて重要な試合を仙台で戦います。
東北のファン、遠征で駆けつけるファン、遠くから応援しているファン・・・みんなで勝利を喜べますように。
なお、現地観戦に関する情報は次の記事で紹介します。
最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました!
GO! D-Rocks🔥