ハタチ

わたしは本当にもう少しで20歳になる。20歳の人のことをハタチと呼ぶ呼び方が存在するということが、どれだけ20歳という節目が大切なものとして扱われてきたかということが分かるのではないか。

正直、「明日から成人です!」と言われたとしても、じゃあ昨日のわたしとは何が違うんだ?と思ってしまうが、確かに節目だなとは思う。人生は地続きで、昨日のわたしが今日まで生きてきたから、今のわたしが生きている。たくさんの人から影響を受けて生きてきた。また、生きることを選択してきた。命は儚いということは、ここ最近嫌というほど思い知らされてきたけれど、本当にそうだなと思うし、よく頑張って生きてるねと過去のわたしには言ってあげたい。

年々生きるのが楽になってきたし、わたしなりの楽しみ方も見つけた。他人から哀れまれたり、否定されたりもするが、わたしが今後一緒に生きていかなきゃならないのはわたしだから知らんこっちゃない。わたし至上主義。

実家に暮らしていた時は夏休み中ということもあり、家族と誕生日を過ごすことが多かったが、今年は友達とたこ焼きパーティーをする。大学で仲よくなったとても気の合う友達で、とても楽しみだ。


まだまだ始まったばかりの人生だけどなんだか感慨深い。10才のころ二分の一成人式をやったのを懐かしく思う。あのころは本当の成人になるまで10年もあるのかと思ったものだ。意外とあっという間でもなかったな。きっと10年後のわたしは20歳なんてまだまだ子供だったなと思うのだろうが、10年後のわたしが心身ともに健康で、楽しく生きていたらいいなと思う。過去のわたしには心配しなくても大丈夫だよと言いたい。

さらばわたしの10代。頑張ったよ、ありがとう。

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