出産後の女性の離職率と復職
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第一子出産後の女性の離職率というのを、先日偶然にも知りました。それについて感じたことです。
第一子出産後の離職率は、日本ではずっと約6割だったそうですが2014年に46.9パーセントまで低下し、2019年では42.1パーセントという厚生労働省の調べが発表されています。
1年間の育休だけではなく、もっと長く育児に専念したいから、と自ら進んで離職する人もいれば、続けられる状況ではなくやむを得ずをいう方もいるんじゃないかと思います。
問題は、離職率ではないのでは~。
一旦離職してもまた仕事をしたくなったときに同じ職場、もしくは同業の職種、それとも新しい仕事に就けるなら、離職率は問題じゃないんじゃないかな。
ネックは、出産、育児のために仕事を辞めると、少し落ち着いてから仕事を探しても思うようなものが見つからず、結局これまでのスキルや経験と全く関係がなく、近くで募集しているからという手頃なパートに落ち着いてしまうことかもしれません。
本人がそれで良いなら、もちろん全然問題じゃないのですが。一旦そこに入っちゃうとある時点で職種や働き方を変えたくても、ほんと難しい。
子供がいる女性の仕事探し=パート探し、と世間で定義されたらどんどん間口は狭くなるような気も。がっつり働かなきゃいけない、働きたい状況の女性もいることでしょう。
パートではない仕事を探して、すぐに上手くいく方もいますよね。離職前にキャリアを積んでいた方、有名企業で働いた経験がある、学歴、そして年齢。
私は仕事を探していたときに、女性の年齢のリミットは35歳だとハローワークで言われました。事務職のように一般的な仕事だと、若い人から採用されるそうです。
だから割と早くに結婚して出産される方は、まだ仕事が見つかりやすいのかもしれませんね。といっても離職後の復帰ということを減点ポイントのように捉えられ長時間拘束されるのにお給料が新卒より低い……というのはどうでしょう?
私は雇われない働き方を選んで、結果自分に合っていると感じています。だからって誰でも起業したほうがいいよとは思わない。もう正社員でも安定はしていない時代かもしれませんが、安心はあるんじゃないかな。社会保障の面も。必死でそっちを獲得したほうがいい人もいると思います。
スペインでは、どうだったかというと育児休暇は4カ月、男性には2週間。短いですよね。男女関係なく共働き必須というくらいお給料も多くない人がほとんどだから、女性のお給料はほとんど全部保育料に持っていかれるとしても、保育所に預けたり、シッターさんを雇ったり。シッターさんは、個人で安くしている人もたくさんいるので、口コミや紹介で信頼できる人を選んでいるようでした。でも一番多かったのは、祖父母がしっかり関わっているという家庭かな。私の周囲では。
出産、育児のため仕事を辞めるという発想はあんまりなかったような。もともと仕事自体がない国だから、短期雇用じゃなくて長期で正社員なら辞めたら次同じような条件というのは、ほんと難しい。性別、年齢、子供がいるとか関係なしに。
いろんな国がありますよね。
同じ国でもいろんな状況、立場、人がいますし。
みんなが自分に合った働き方、生き方ができる場が、平等にあれば素晴らしいのになあと思います。パズルのピースみたいに。
でも、ぴたっと合う場所を見つけるための努力は必要。ピースの方から動いて探さないと。
性別、年齢、国籍とか関係なく。自由で自立した、あなたらしいジンセイ、選びませんか?思うところいろいろ書いています。フォロー、スキ、サポート感謝です!