保育現場の”笑顔”を守るために大切なこと
こんにちは、ママインターンのR子です。
もうすぐ4月、暖かくなってきて隅田川テラス沿いの桜も咲き始めました🌸
新生活の準備に追われている方も多い時期かと思います。我が家も1歳になったばかりの子供の保育園デビューを控え、ドキドキの日々を過ごしています。
今日は、そんな中でご縁あって拝聴させていただいた、『保育園での子供の事故予防』に纏わる講演会の内容をご紹介させていただきたいと思います。
テーマ「保育園の事故予防を事例から考える」
講師 株式会社STU代表 皆川 博伸 氏
子どもの安全と保育園・幼稚園の安全と危機管理、企業のリスクマネジメント
どの内容もこれから保活をする保護者の方には是非!知っておいていただきたいものばかりだったので、個人的に印象に残ったポイントをまとめさせていただきます。
1.事故予防に繋がるICTの導入
Information and Communication Technology、略してICT。
保育園で見かけるのは、出欠席の電子管理システムやコドモンなどの連絡アプリ。
そして最近増えてきている"みまもりカメラ"、などでしょうか。
出欠席の電子管理システムやコドモンでの連絡。便利だなあと思います。
出欠確認のミスも起きにくいだろうし、延長保育の時間数も自動管理できていいですよね。
あと、毎日の連絡帳とか...地味に保護者にとって大変だと思うことって、保育士さんにとっても負担だと思うんですよね。(いや、確かに形として残るのはいいなあっていう気持ちもあるんですけどね...)
個人的には業務に追われるよりも、そこは効率化をして"保育の質"を高めていただきたいのでデジタル化大歓迎!(保育園選びのポイントにしました)
ただし、"みまもりカメラ"に関しては、正直「う〜ん」って思う部分も。
というのも、なんだか監視されているようで保育士さんも子供たちものびのびできなそうだな〜と感じてしまって苦手なんです。。。
着替えやオムツ交換とかも映ってるのかな?って気になったり。
でも、今日のお話を聞いて、クローズドの形で何かトラブルが起きた時に条件付きで開示する分には、保育士さんと保護者の双方にとってあると良いものなのだなと思い直しました。
デジタルツール、上手に活用している園は事故予防にもなるなんて素敵ですよね😊
2.大手航空会社に学ぶ「おせっかい文化」
つい先ほどはICT導入最高!みたいに書きましたが、実は大切なのは仕組み以上に人なのである、と皆川氏は仰ってました。
”機械はあくまでも補助であり大切なのは人と人とのコミュニケーションである”ということが実際に証明されているのが、大手航空会社・ANAがピンチを乗り越えたという「おせっかい文化」です。
その具体的な内容をわかりやすく要約すると...
安全・安心の基本は「人」
マニュアルや機器は補助にすぎない
”おしゃべり”が改善につながる(コーヒーブレイクを設けているそう!)
といったもの。
さらに、自然なダブルチェックは、ヒューマンエラーを防ぎ、「無関心」「もみ消し」「見て見ぬふり」の三悪を排除するそうです。
素敵なお話だったのでもう少し深掘りしたくて調べてみると、日経プレジデントのオンライン記事でこんなものを見つけたので気になる方はチェックしてみてください。(一部無料会員向けでした)
PRESIDENT 2015年3月16日号 ANAの利益につながる「おせっかい文化」
3.保育現場の”笑顔”を守るために大切なこと
上述の「おせっかい文化」の例でも述べていた通り、(繰り返しにはなりますが...)”一番大切なことは人と人との『コミュニケーション』である”、と皆川氏は度々仰っていました。
どんなに優れた仕組みがあってもコミュニケーション不足の園では事故が起こりやすくなっているそうです。
それから、保育士さんが働きやすい環境づくりが保育園での事故へのリスク軽減につながるとのこと。
実際に、休憩室がなかったりして休憩中も仕事の延長で子供と過ごしてしまう園もあるそうです。
どんなに可愛い我が子でも、24時間365日べったりではなかなか疲れるもの。やはり仕事においてON/OFFを切り替えられる環境づくりって大事ですよね。
4.保育園選びのポイント
上記1.-3.を踏まえた上での安全と危機管理のプロ目線での保育園選びのポイント、かなり大事な目線だと思ったので3点ほど書き留めておきます!
①先生に余裕があるか
理由:余裕がないとその要因として処遇が悪いことが想定され、ストレスが生じて虐待が起きたりする危険がある。
・ICTが導入され、上手く活用されているか
・保育士さんの休憩スペースはきちんと確保されているか(=子供とのノン・コンタクトタイムがあるか)
なども園見学の際のチェック項目にしてみると良いかもですね!
②5歳児クラスの様子を見る
理由:その園で育った子供の様子が反映されているから。自分の子が5歳になった時にどうなっていて欲しいかを考えるチャンスになる。
③問題のある保育園は、物が多い
理由:物一つ捨てるのに確認が必要で、コミュニケーション不足に要因があることが多い
自分の園見学の時のポイントとしては、我が子が過ごす環境や同年代の子の様子ばかりを気にしていたので、目から鱗でした!
5.これから保活をする皆様へ
保活に参考になったらいいな、と幾つか講演内容をシェアさせていただきましたが他にもこんな活動があるので興味のある方は是非参加してみてください。
次回開催は、勝どきエリアで行われるようです。
保活は早めの動き出しが吉!ということを身をもって実感したので、今から準備を始められると素敵な園に巡り合えるのではと思います😌
保活座談会2022@勝どき
■日時:2022年4月11日(月)10:30~11:30(途中退席自由)
■場所:勝どき区民館、1階デイルーム(勝どき1丁目5-1)
参加無料、お子様同伴自由
最新情報の更新はSNSでとのことなので、
Twitter:保活座談会@中央区(@hokatsucuho)
Instagram:保活座談会中央区(hokatsuchuo)
をフォローして最新情報をお見逃しなく!
最後に。講師を務めていた皆川氏と「保育園での子供の事故予防」に真摯に取り組んでいらっしゃる、今回の講演会に参加されていた議員の皆様のお写真を掲載させていただきます。(子供の母として、嬉しい。ありがたい...!!)
以上、少し長くなってしまいましたが、これから我が子を保育園に通わせる、まさに今が一番ドキドキ!な母親目線でレポートをお届けしました。
お付き合いいただき、ありがとうございました!
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