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導きあうプロセスのなかで

3週間続いたプロセスワークの冬季集中プログラムの受講がおわりました。

3週間もの間、同じ時間に、同じ人たちとつながって、学び深めてゆく。 「何を学ぶか」というコンテンツへの理解という視点が、「私たちはここから何を学びあっているのか」という、より広くて深い視点へと自然にシフトしていくことを感じます。

クラスでは、さまざまな対立や衝突、痛みも出現します。そしてそこから私たちがお互いに、お互いの生きる力を持って、響きあい、ときにともに目を閉じ、ときにともに気づきに目を覚ますといったことが起こるのです。

なんというアートだろう。グループのプロセスへの美しさ、関係性への信頼、畏敬の念を、またさらに強くした。そんな今を迎えています。

このプログラムを受講して本当によかった。オンラインという制約はあるものの、そのリアリティをうけとめる等身大のいまここに立つことへの感謝があります。

クラスの最後に、このプログラムを通じて感じたことを、川の流れにたとえて振り返るというのがありました。

私は生まれて初めて、川を海から描きました。 あらゆる旅の一部である人生という地点からものごとを眺める感覚です。

山の頂に、プロセスワーク創始者のArmyとAmyをみていたようなあの初日の感覚。それから体験を重ねるなかで、いろいろなものの輪郭が溶けてゆくような感覚の広がり。海に集うたくさんの魚。そのスケルトンのような身体のなかに繊細な心臓が驚くような力強さで脈打っているのを感じる。私たちがいのちであることの神秘。

描いた絵では、なぜか海の底に太陽があります。月も、それによって照らされる不気味な雲でさえも。どれに優越をつけることができるというのでしょうか。 ・・・なんていう感動のなかで、メモした言葉は Nature manfesting itself. 自ずからなる、という意味の自然っていう感じかなあ・・・。 プログラムを通じて、ファシリテーターとしての在り方から多くのインスピレーションを与えてくれたErrolにも感謝があります(彼が4月から開講するファシリテーションのクラスにも早速申し込みました。以下にリンクを貼ったので、このテーマに関心がある方は是非・・・。強くおすすめしたいと思います(日本時間4月16日(土)朝7時から x 4回のクラスです)。

2月3日からは、NVCセルフリーダーシップ年間プログラムがスタート。今日はTEAL時代のセルフリーダーシップとコミュニケーション・NVC。どちらも関係性に着目したプログラムです。

自分には、そこに熱があるなと、あらためて感じてます。 人は関係性のなかで傷を負う。と同時に、関係性のなかでこそまた癒しも起こるのです。

関係性へのまなざしが人生にあたえてくれているものに想いを馳せて・・・。                       (2022.2.4記)

参考
Processwork Winter Intensive 2022
Facilitating Dynamics of Systemic Oppression