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長崎日帰りツアー「くみちゃん編」

くみちゃんとは、次女が幼稚園生の頃からの付き合いで、でも、その出会いのキッカケは、子どもを通してでない、別のところにあった。
私が製作室を始めてからは、より、話す内容も色濃くなり、今では、家族や親戚のような距離感で、仲良くしてもらっている。

そんな、くみちゃんが、私の実家を見てみたいと言ってくれたのは、実家を手放すことが決まった11月頃のことで、その実現の可能性を考えると、くみちゃんが
お仕事のお休みが取れる頃で、私が案内できるこの時期に。

翌日、母へのインタビューの予定もあったので、私は1泊。
くみちゃんは、日帰りというプラン。

◇ 9:30
土曜日の朝、私が車で、くみちゃんを迎えに行って、高速で、長崎へ向かう。
製作室以外で会うことも、遠足も久しぶりで、いささか興奮気味。
道中のお喋りも楽しみながら、いつもより、あっという間に長崎へ到着。
ランタンフェスティバルの開催前日ということもあり、町中が赤いランタンで彩られている。

◇ 11:15
わりとよく使う、観光通り付近のコインパーキングに車を停めて、早めのランチを富士男で。
通りを少し歩くと、風が冷たかったけれど
街の様子も感じて欲しくて。

老舗の喫茶店。
物心ついてからは、私も、初めてだったかも。ランチには少し早い時間だったこともあって
すんなりと座ることができた。
メニューを眺めながら、しばらく迷って、ミックスサンドと、チーズサンドをシェアすることに。

ふわっふわの食パンに、掴む指が沈み込む前に、食べてしまわないと、なんだか罪悪感さえ感じてしまうほど。
温かい厚焼き玉子、切り込みが美しいきゅうりも歯触りが良くて、至福の時。
シナモンシュガーと、チーズが、ほどよく溶け込んだホットサンドは、後ひく美味しさ。
しっかりした珈琲との相性も良く、二人で顔を見合わせた。

◇ 12:15
富士男をあとに、そこから程近い、ししとき川沿いへ。



くみちゃんが、大好きなお店「五鉄」さんへ。
レトロポップな外観と、内装に、懐かしい柄物の洋服たち。
これまで、ネットショップを活用していた、くみちゃんにとっては、店主さんとの対面も、実物のお店も、初めてのこと。
嬉しそうなくみちゃんを見れて、私もニヤニヤする。

◇ 13:00
駐車場へ戻る道中に、裏路地の様子も楽しみながら、アーケードに入ると、ランタンも楽しめた。

車で、次なる目的地、ウニスカさんへ。
私にとっては、見慣れた路面電車の終点、蛍茶屋。
その風景も、電車の車庫も、くみちゃんにとっては、全てが初めて。
長崎の友人を紹介するような感覚で、案内する。
古い建物が好きな、くみちゃんならきっと気に入ってくれるだろう建具や2階への階段。
トイレもまた、ツボだったとのこと。

くみちゃん好みの選書に納得しつつ、久しぶりに、招き猫ぶりも発揮した。

◇ 14:00
実家へは、予定より早く到着したけれど
それまでの道中も、かつての思い出話を盛り込みながら。

部屋を案内したり、居間で、母と長女も一緒に団欒のひととき。


用意してくれていた梅月堂のシースクリームも
喜んでくれた。

◇ 15:30
駅で、お土産コーナーも覗いてみたいということで、少し早めに、実家を出て、あえて路面電車で長崎駅へ。

◇ 16:00
来る度に変化し続ける駅周辺に
戸惑いながらも
新しい駅へ案内する。

お土産もゲットして
事前にネット予約していたキップを発券する。
私も新幹線のホームへは
行ったことが無かったので
入場券を購入して
乗車口まで同行することにした。



出発まで
少し時間もあったので
ベンチに腰掛けて、二人で今日を振り返る。


◇ 17:00
新幹線が出発すると、1人、改札へと戻る。
PHOTOWALK しながら、実家へ着いた頃には
「武雄に着いたよ!」と連絡。
あぁ、新幹線って、ほんと早いんだな、と実感する。

1日違えば、ランタンを目的とした
観光客で溢れかえっていたかもしれない街。

今回は「くみちゃん」が
長崎で行ってみたいところに焦点を当てて
プランを組み立てた。
その中に、私の実家が含まれていたことも、嬉しかった。

当時幼稚園生だった、それぞれの末っ子が、この春、高校を卒業し、新しい土地での新生活が始まる。
くみちゃんに至っては
上のご兄弟も、同じタイミングで自立。

「母」としての役割の配分が、一気に変わる春。
それぞれの道を応援しながら、見守りながら、私たちも、私たちの道を歩いて行こうね☆

また、まだ見ぬ長崎を案内できる日を楽しみにしてます!

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