(78)オランダ その1 運河と花の国を訪ねて
ここのところ、ベルギーのトピックが続きましたので、この機会に隣国オランダへの旅も記憶をたどってみることにしますね。
幸運なことに、欧州内を旅した際、多くの場合そこに夫の仕事関係の方や友人が住んでいて、旅程を中身の濃いものにしてくれました。
観光スポットを車で案内していただいたり、お勧めのレストランに連れて行っていただいたり、現地に住んでいる人ならではのお話も伺うことができました。
チューリップで有名なキューケンホフ公園はアムステルダム南西に位置し、車で20分ほどのところ。
パリ在住時代にここを訪れた時も夫の会社の先輩Tさんにお世話になり、ワーキング・ホリデーで来ていた私のフランス語学校の同級生Aちゃんも旅に同行して、私達夫婦と不思議な組み合わせの旅をしました。
Tさんには、その数年前、私達のロンドン在住時代にもお世話になっていて、アムステルダム、デルフト、ハーグとその途中の風車の村や農園にも車で案内していただきました。
更に遡って、日本から旅行者としてスペインを訪れた時も、ちょうど彼のマドリッド駐在中で、車で近郊の町にあちこち連れて行っていただいたのを思い出しました。
スペイン語が堪能な彼は、ブラジル(ブラジルはポルトガル語ですが、彼曰く「スペイン語がわかると駐在生活には困らない程度には習得できる」のだとか)、スペイン、そしてオランダに長く駐在され、定年を迎えました。
下の写真はロンドンからアムステルダム中央駅に着いたところ。
アムステルダムでは自転車で移動することが多いらしくあちこちで自転車をみかけました。
デルフトのお土産物屋さんの陶器ですが、東インド会社によって欧州にもたらされた日本陶器のテイストがあり、オランダ版の有田焼みたいですよね。
欧州在住時代は「旅は道連れ世は情け」の旅行をよくしました。今でも交流がある方としばらく連絡を取れていない方もいますが、旅の風景とその方達の笑顔はセットでアーカイブされています。
(次週に続く)
本日のおまけ~ちょっとした幸せ (70)風車の村 ザーンセ・スカンス
オランダは低地が多く、水を抜いて農地にする開拓作業に使われてきた風車。
アムステルダムから車で1時間はかからないところに、のどかな田園風景を背景に風車がみられるザーンセ・スカンスという村があります。
チーズ工房や木靴工房、山羊など家畜と戯れられるエリアもあって家族で楽しめます。
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