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ちょっとした幸せ (32)プルーストのマドレーヌ

友人と一緒に二人で受けているフランス語のレッスンの次回のテーマがプルーストです。
正直、
「う~プルーストか~ この忙しい時期に~」
と、一瞬ひるみました。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88
「失われた時を求めて」は
若い時に途中まで読みかけて、
難解だったのと、ベルエポックのパリのサロン等
時代背景もイメージが膨らまず挫折したので、
食指が動かなかったのです。

ところが、です。

今回の課題の為に、
最近プルーストの草稿が発見されたニュースのビデオを
ディクテーションしているうちに
数十年前と受け止め方のちがっている自分に驚きました。

人間、歳は取ってみるものですね。
過ごしてきた時間と経験で同じ書物でも全然入り方が違う。
「面白いじゃない」、という気持ちになれたのです。

前述の中野信子さんも言っています。

『脳にとっての幸福とは、静的・固定的なものではなく、変化のダイナミズムの中にあるのです。

・・・中略・・・
現状に満足してしまったら、
脳はそこで成長を止めてしまうどころか、衰え始めてしまうのです。

なぜなら「知りたい・学びたい」「達成感を味わいたい」という
脳の本能に反する生き方なのであるからです。』

ふむふむ、そうよね。

プルーストのマドレーヌのようにイメージがどんどん展開していき、
今の仕事の発露を見出すヒントも
得られたりするかもしれない。

tokidesign.jp/ningen-toki/story12.html

カトリーヌ、教材にプルーストを選んでくれてありがとう!

仕事の合間にスイッチを切り替えて、カフェで予習をし、
筋トレとヨガからも脳内ホルモンの分泌を促し、
「今この瞬間」を楽しみます!(笑)

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