スコットランド、イギリス、フランスに行ってきた。2024年
5月3日から2週間ほど、スコットランド、イギリス、フランスに行ってきた。
グラスゴーでは、指揮者のイラン・ヴォルコフが企画するTectonics Glasgowに出演した。
BBCスコットランドオーケストラの本拠地のビルの中にいくつか会場がある。オーケストラと即興演奏のフェスティバルというのは、かなり珍しい。
ぼくは、ベテランのドラマー、Roger Turnerとのデュオでの参加だ。
場所は、 Old Fruits marketという古い市場跡で、とても雰囲気のあるところ。囲むようなバルコニーからして昔は競りが行われていたのではないか。
ロジャーとは、東京でも一緒に演奏しているので、気心が知れている。
トコトココとくれば、ヒャッ、クチョッ、ダーンといった具合である。
グラスゴーは、街ゆく人が笑顔を返す、坂の多い親しみのもてる街だ。
翌日の5月6日は、ロンドンのDalstonにあるCAFE OTOでEugene Chadbourneとのダブルビルが組まれていた。
グラスゴーからロンドンへの移動時、ちょうど残業に対する鉄道ストライキがはじまる週に当り、ぼくは鉄道といえば機関車トーマスのイギリスと、(7時間かかるけど)鉄道のチケットを買っていたので、CAFE OTOのスタッフも心配して、飛行機にしたほうがリスキーではない、とメールがきた。
グラスゴーの中央駅に確認に行くと、その日はうごいているとのことで、事無きを得た。
ロンドンに向けての車窓は、田園風景に羊たちのいるのどかなものだった。
CAFE OTOのライブは、30分の演奏時間で、15分は、Christian Marclayも来てくれて、彼の図形スコア作品「NO!」を演じた。江之浦測候所での公演以来の再演になった。
休憩後のEugene Chadbourneは相変わらずユーモアたっぷりの皮肉な歌詞の歌なのだが、かつての即興性や切れがなくなり冗長なので、ぼくの友人たちにはかなり不評だった。
久しぶりに会う玖保キリコ、旧知のSteve Beresford(かつて小田原公演もした仲)も来てくれた。
おなかが空いたので、Mangalというトルコ料理へ。安くておいしい。
5月7日は、CAFE OTOのあるDalstonに住んでいる
以前、ぼくも在籍したイギリスのフリンジシアターLumiere & Sonの仲間でもあるチームCocolocoのおふたりTrevor Stuart と Helen Statman のお家にお邪魔する。
彼らは、「不思議の国のアリスがシャイニングに出会った」謎パフォーマンスデュオ。Trevor は、Dalstonの案内をしながらお家まで連れていってくれた。
10月に熱海未来音楽祭に招聘予定だ。
その後は、ホテルチェックアウトして、ダブルデッカーの76番に乗って、Waterloo Bridge手前へ。
Christian Marclayの新しいアトリエがこのへんにある。以前はたしかDalstonにアトリエがあったと思う。
クリスチャンの最近の話などききながら、2023年のFILMコラージュ作品「DOORS」を見せてもらう。
アトリエを後にして、歩いてTate Galleryへ。表現主義展を鑑賞。
cocolocoの動画みてください。
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