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スコットランド、イギリス、フランスに行ってきた。2024年

5月27日(月) マンスリーヒカシュー6年目 開場:19:00/開演:19:30
「ひたむきな美鳥が羽ばたく」吉祥寺スターパインズカフェ
https://mandala.gr.jp/SPC/schedule/20240527/
6月7日(金)La.mama 42nd Anniversary『ヒカシューとおとぼけビ~バ~」
https://www.lamama.net/article/s-20240607/ OPEN/START 18:30/19:00

 5月3日から2週間ほど、スコットランド、イギリス、フランスに行ってきた。
グラスゴーでは、指揮者のイラン・ヴォルコフが企画するTectonics Glasgowに出演した。
 BBCスコットランドオーケストラの本拠地のビルの中にいくつか会場がある。オーケストラと即興演奏のフェスティバルというのは、かなり珍しい。
 ぼくは、ベテランのドラマー、Roger Turnerとのデュオでの参加だ。
 場所は、 Old Fruits marketという古い市場跡で、とても雰囲気のあるところ。囲むようなバルコニーからして昔は競りが行われていたのではないか。
 ロジャーとは、東京でも一緒に演奏しているので、気心が知れている。
トコトココとくれば、ヒャッ、クチョッ、ダーンといった具合である。
グラスゴーは、街ゆく人が笑顔を返す、坂の多い親しみのもてる街だ。

追記 前日にソプラノ歌手のJuliet Fraserが企画するVOCAL BOXという団体からのオファーで、
声帯表現の拡張に関するワークショップやトークをした。
以下のURLで、5月5日、Koichi Makigami and Roger Turner
その時のパフォーマンスをBBCの録画でみることがでる。
https://www.bbc.co.uk/programmes/p0hx7671


サウンドチェック中

 翌日の5月6日は、ロンドンのDalstonにあるCAFE OTOでEugene Chadbourneとのダブルビルが組まれていた。
 グラスゴーからロンドンへの移動時、ちょうど残業に対する鉄道ストライキがはじまる週に当り、ぼくは鉄道といえば機関車トーマスのイギリスと、(7時間かかるけど)鉄道のチケットを買っていたので、CAFE OTOのスタッフも心配して、飛行機にしたほうがリスキーではない、とメールがきた。
 グラスゴーの中央駅に確認に行くと、その日はうごいているとのことで、事無きを得た。
 ロンドンに向けての車窓は、田園風景に羊たちのいるのどかなものだった。
 CAFE OTOのライブは、30分の演奏時間で、15分は、Christian Marclayも来てくれて、彼の図形スコア作品「NO!」を演じた。江之浦測候所での公演以来の再演になった。
 休憩後のEugene Chadbourneは相変わらずユーモアたっぷりの皮肉な歌詞の歌なのだが、かつての即興性や切れがなくなり冗長なので、ぼくの友人たちにはかなり不評だった。
 久しぶりに会う玖保キリコ、旧知のSteve Beresford(かつて小田原公演もした仲)も来てくれた。
 おなかが空いたので、Mangalというトルコ料理へ。安くておいしい。


 5月7日は、CAFE OTOのあるDalstonに住んでいる
以前、ぼくも在籍したイギリスのフリンジシアターLumiere & Sonの仲間でもあるチームCocolocoのおふたりTrevor Stuart と Helen Statman のお家にお邪魔する。
 彼らは、「不思議の国のアリスがシャイニングに出会った」謎パフォーマンスデュオ。Trevor は、Dalstonの案内をしながらお家まで連れていってくれた。

 10月に熱海未来音楽祭に招聘予定だ。
 その後は、ホテルチェックアウトして、ダブルデッカーの76番に乗って、Waterloo Bridge手前へ。
 Christian Marclayの新しいアトリエがこのへんにある。以前はたしかDalstonにアトリエがあったと思う。
 クリスチャンの最近の話などききながら、2023年のFILMコラージュ作品「DOORS」を見せてもらう。
 アトリエを後にして、歩いてTate Galleryへ。表現主義展を鑑賞。

cocolocoの動画みてください。


前月のお知らせ
ニューヨーークの芸術支援財団FCA(Foundation for contemporary arts)のGrant to Artistに選ばれました。
https://www.foundationforcontemporaryarts.org/recipients/koichi-makigami/

タワーレコードのintoxcate巻頭に北中正和さんがぼくのことを書いてくれました。
https://mikiki.tokyo.jp/articles/-/37460
今後のおすすめスケジュール
6月22日 SuperDeluxe 鴨川 カフカ鼾(Jim O’Rourke、石橋英子、山本達久)guest 巻上公一
https://super-deluxe.com/events/
7月13日(土)カバコフの夢の続き「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2024」オープニング
https://www.echigo-tsumari.jp/art/artwork/kabakovs-dream-continued/


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