小声コラム#2 〇〇キャラ?
キャラという概念が苦手だ。
というより、キャラという概念に勝てる気がしないのです。
キャラとはcharacter つまり個性・特徴などの意味合いを持つ言葉。
その語源はどうやらギリシャで使用されていたスタンプのような道具の名前からきているらしい。(語源ってギリシャ強すぎない?)
ボクは"名は体を表す"という諺をわりと信じているので、このキャラという言葉に込められた識別の印が本質だと睨んでいる。
これが前提の話として言いたいことはこれだ。
『識別されないとキャラとして認められなくね?』
からの
『それって面倒くさくね?』
である。
ボクは好きなものに幅がある方だと思う。
大人しく本を読んだり写真を撮ることもあるし、一日バスケをすることもあるし、誘われればクラブにいったりだってする。
ゆえに友だちとの関係にも幅が生じる。
となると、八方美人やカメレオン人間として"個性がない""芯がない"という印象を与えてしまうことになる。(悪いことではないけどね。悪くないよオレ。)
それはキャラという識別印の構築作業を難しくする。そして多くの人は複雑な識別印をつくらない。なぜなら踏み込んで人を知るのが面倒だから。
キャラはスタンプのように、簡単に押せてなんぼなのだから。
結局のところ今回はお願いみたいになってしまうのですが、伝えたいことはこれ。
『その人の全体を受け止めよう?』
個性がないように見えようが、芯がないように見えようが、
その人はその人という印があります。(遺伝子レベルで同一の人間はいないですから。)
だから、〇〇キャラと括るのではなく、〇〇ささんキャラとして、広く広く捉えてほしいのです。
ボクはキャラという概念を否定してるのではないです。
アートやエンタメなどもビジネスが入り込めばキャラはむしろ必須だと思っています。(これはブランド論だ。)
このキャラという言葉で括ると、苦しむ人もいるってことを、頭の片隅に置いておいてもらえるといいなと思って書いた話でした。
まあこの話自体、ボクの自意識過剰キャラによる思い込みなのかもしれませんね。
#2 〇〇キャラ?
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