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7つの大罪⑦~日本人が英語をうまく話せない訳:外国人が怖い その3~

こんにちは。
目標達成率90%の英語スピーキング、プレゼンコーチの高橋です。以前はアメリカの大学で、スピーチを教えていました。

このブログでは、TOEIC500点台以上の方向けに、英語プレゼンやスピーキングのコツを発信しています。月、木の予定で、次は、8/12になります。

初めての方はこちらから(自己紹介)

ただ、この7つの大罪シリーズは、そもそも日本人がなぜ 英語を話すことが苦手なのかということで、初心者から読んでいただけます。必要な方に届きますように。7つの大罪(話せない理由)は、こちら

上の7つが、わかっていらっしゃれば、あなたも何が必要で、何が必要ないか、というスピーキング力に大切なエッセンスと練習の仕方がわかるからです。その結果、必要な練習をはしょったり、必要もないことに時間とお金をかけたり。。。がなくなっていくでしょう。

その「7つの大罪」も、今回で最終回、7回目になりました。そして内容は、外国人が怖い、ということになります。前の記事で、外国人に嫌なことをされたことはないけれど、外国人が怖く、これからは関わらないでいきたい(その国の人達と)という例を取り上げました。
こちらです:

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今回は、7つの大罪⑦のその3,外国人に嫌なことをされ、これからは関わらないで、いこうと思っている方に向けて、書きます。

まず、そうお考えになるのは、至極自然なこと。だって嫌な思いをさせられたのですから。その嫌にも、色々ありますね。命に危険が及ぶぐらいのことから、少し不快にさせられた位まで。

私が残念だと思っているのは、その経験があったために、①あなたに嫌なことをした人の国の人全体が嫌いになったり、②あなたの嫌いという考えを、あなたのご家族や配偶者、友達などに広めようとされることです。
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1つずつ、見ていきましょう。
まず、①から。

どの国にも、例外的な方はいるものです。もし、特定の人との接触で、その国の方全体が、そうだと思われるのなら、残念なことです。

と書きつつ、この問題は自分にも 当てはまります特定の国の方と直に接して、嫌な思いをしたことが数回あり、その国の方とは、もう嫌な思いをしたくないから、なるべく接するのをやめようかなと、思える時も、正直あるからです。

国名は出しませんが、私の前で言うことと、別の人の前で言うことが違ったり、うそをつくことを処世術と捉えているような所があり、それにだまされるのは、相手が悪いと思っているようなことが見受けられる国の人達がいたのです。

私はその人達の国の文化に興味があるので、その国の人達全部が、うそつきだとは、思いたくないのです。なので、用心しながら、対処しています。でも、複雑です。あるアジアの国です。これから、私の好きなその文化の面での交流を通して、仲良くなっていけたら、いいなと思っています。

この国で数年暮し、この国の技術を身につけてきた方によれば、一旦友達だと認められると、家族と同じに親切にしてくれるそうです。この国に住んだことも、この国の言葉も話せない私は、ですから、まだ理解と知識が足りなかったのかもしれません。
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もう一国、こちらは、ヨーロッパの国なのですが、ここの人達には、両極端の思いをさせられてきました。信じられないぐらい親切か、こちらを理由もなく見下すような態度を取るのです。

高い教育を受けていらっしゃる人達は、前者で、そうでもない人達は後者でした。この国も、その文化が好きな所があるので、学習をしていきたいし、いつか行ってみたいと思っているのです。

私の場合は、それぞれの国の文化になみなみならぬ関心があるのです。なので、人から嫌な扱いを受けても、本当に皆そうなのだろうか、って思いながら、更に知ろうとする気持ちになれるのかもしれません。

また上のような人達に会ったのは、アメリカに住んでいた時なので、本国に行ってみたら、人はまた違っていたのかもしれません。(行ってみるしかないですね、こればかりは。)アメリカにいたXX国人達だったのです。
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次に、②点目、あなたの考えが、あなたの周りの人達に広まる可能性について、考えてみましょう。

それは、あなたの家族や友人などにとって、有益なことでしょうか。換言すれば、その否定的な考えを持って、その国の人達と初めて接する時、あなたの家族や友人は、相手の人達から、大切に扱ってもらえるでしょうか。

用心にこしたことはないのは、賛成です。~されるかもしれない、っていう可能性は、一応頭に入れておくのは、悪いことではありません。

ただ、もし相手が親切にしようとしているのに、こちらから疑ってかかっていては、どうでしょう、ということなのです。人を見る目を養ってほしいし、可能ならば、友人を作りたいものです。
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これは、余談ですが、アメリカに住んで居た時、信じられないような親切な人達に会いました。まったくの見ず知らずの人達なのですが、その人達の親切で、私の滞在は大変、充実したすばらしい物になりました。

そして、人がもう一人の人を、これだけ大切にできるのだ、というお手本にも なったのです。御紹介しますね。


その1:中古の自転車で大学院に行こうとしたら、道の途中で、ギアがからんで、車輪が動かなくなりました。荷物を道脇に置き、直そうとしていたら、そこに、母子が通りかかりました。お母さんの方が、声をかけてくれて、事情を話すと、「私にも こんなことがあったんですよ。」と言いながら、手を自転車の油だらけにして、ああでもない、こうでもない、とギアをつかみながら、直してくれました。

一緒にいた5歳ぐらいの男の子は、待てないらしく、「もう行こうよ~」と不機嫌になってきました。でもお母さんは、落ち着いた様子で、「ちょっと待って ハニー」とか言いながら、結局直してくれたのでした。

見知らぬアジア人の女子学生に、親切にしてくださったのですね。言葉ではたくさんお礼を言いましたが、それでは足りない気がして、地元の新聞に様子を書いて、投稿したら、採用されて、載りました。大学院の先生が、私の記事だと気がついて下さって、「よかったねえ。」と言ってくださったのが、うれしかったです。ご本人が見ていらっしゃるといいですね。(向こうの新聞では、投稿は実名を入れるのが原則です。)

他にも、18年間もいれば、色々親切にしていただいたことが、おこってきます。
例えば、②大雪の日、雪道を滑らないように、ゆっくりと歩いていたら、横の道を走っていた車のカップルが、車にどうですか、送りますよ、と言ってくれた。(ヨーロッパ系・白系)

③美術館でのアート展で、じ~っと作品を見ていたら、「ここを触ると動きますよ。」と教えてくれたアフリカ系の警備員さん。お陰で展示品が 二倍楽しめました。

④NYで、テロの後、よそ者への警戒が強まっている時、本やさんで払ったお札を、偽札ではないかと、お店の人が吟味しだしました。ショックを受けていると、それを見ていた、入り口に立っていたアフリカ系の警備員さんが、私がお店を出る時、「今は皆警戒しているから、気にすることはないんですよ。あなた個人を疑っているわけではないのだから。」と、言ってくれました。

⑤一人でNYはマンハッタンに、インドの宝石展を見に行った時、夜になって、ホテルへの道を探すべく、周りを気にしながら地図を見ていたら、「この辺りは人も多く歩いていて、怖くないから、この道を行けば大丈夫。」と、一緒に地図を見て、道案内をしてくれたヨーロッパ系の母子。

素敵でしょう^^ 日本人はおもてなしの心がある、とか言いますが、アメリカ人も親切な方は本当に親切です。これを、アメリカ人は~って、否定的なイメージでばかり見ていたら、親切にしてくれようとする方達を、遠ざけていたかもしれません。

そして、思うのです。~国人も色々だ、と。いい人も悪い人もいる。私に関心のある人も、そうでない人もいる。

翻って、例えば日本人にマイナスのイメージのある~国人が、あなたに出会って、その考えを変えたら、すばらしいことではないでしょうか。

これは、でも、本当にあなたがどう思うか、という問題。~すべき、ということは、全くありません。周りを見ると、私のアメリカ人の友達達は、アメリカ人のステレオタイプに合わないような人ばかり^^ 数カ国語が話せて、海外の国の知識もあり、興味もある人達が多いです。

あなたが、~国人が嫌いなら、私はあなたの その考えを変えようとする気はないし、その決定を尊重します。ですから、今回の記事は、「へえ、そんな考えもあるんだ。」、と思ってもらえたら、「ふうん、自分が自分を好きでなくなったときには、親切な外国人に助けてもらった思い出から力を得ようかな。」等と思ってくださったら、私はうれしいです。

最後まで、お読みいただき、ありがとうございます。今回はここまでです。次回は、最終回で、外国人に接することに興味はないし、これからもそうなることはない、と思っていらっしゃる方向けに、書いていきます。

よろしければサポート御願い致します。いただいた費用は、私の研鑽費、そして日本の英語スピーキング教育改革に使わせていただきます。