2019/1/7 お買い物がかけてくれる魔法
先日出産記念であり再婚記念であり復職記念であり、そして何よりこれからママ友コミュニティに足を踏み込む覚悟であり。まあそんな色んな思いをのせて、とても素敵な鞄を買った。
普段使いすると決めていたものの、高価なものだからと、とても慎重に扱っている。今までカバンを置きっぱなしにしてトイレにいったり、なんてことをたまにしていたのだけど、肩身離さず持ち歩くし、置く場所に困ったからとて床に置いたりは絶対にしない。買ったばかり、というのは当然ある。ただそれにしたってとても大切にしているのだ。今だかつてないほどに。
そしてせっかくいいバッグを持っているのだから、と、クタクタになった服を捨てたり化粧品を見直したりと自分のアップデートに必死。仕事用のリュックを買い替えたいし、靴も欲しい、と仕事の合間にセールをチェックしては悶悶としている。ただ一番の効用は、背筋を今までよりシャンと伸ばして歩いていること。
この気持ち、実は少し懐かしい。東京の大学に進学が決まった時、勇気を出してシャネルのカウンターで、口紅を買ったのだ。東京という日本のど真ん中でやっていくための私なりの心構え、というよりはお守りのようなものだった。
あれから20年以上の月日がたって、また同じような気持ちでカバンを買って、ずいぶんと年を取ったのに何だかちっとも変わってなくて、少し恥ずかしくて。
ただ今でも自分を奮い立たせて進みたい道があるということ、それはきっととても素敵なことだ、そう思う。
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