すきをしごとにするには、ぎゃくからかんがえてみては?

姪っ子の誕生日。

もちろんプレゼントは用意してあるんだけど、当日には会えないので、30秒ほどの短い動画を作成してプレゼントしました。


義妹の誕生日や、感謝の気持ちを伝えたときや、新しい料理器具を使ってみたときや、赤ちゃんと一緒に歌を歌ったときにも動画を作成しました。

そして「うれしい」「すごい」「何度も見ちゃう」というコメントをいただきました。


この反応は、とても意外なものでした。

なぜなら、動画を作ることは完全に自己満足で、ただ、プレゼントした人に喜んでもらえたらいいなという慈善事業だったからです。

「プレゼントされたこと」に対してなんらかの感情が生まれることはあっても、「作ったもの(動画)」に対してプラスの評価をいただけると思っていなかったのです。


ふと、「これが好きを仕事にするという感覚なのかな」と思いました。

自分が好きなことで、他者にも喜ばれる・役に立つこと。

ということは、もし「好きを仕事にしたい」と思ったら、「好き」を中心に考えるべきではないなと思いました。

「自分が他者に提供できることのなかで、喜ばれる・役に立つものは何か」を中心に考えるべきだな、と。

それが「自分の好きなこと」だったら、きっと仕事にできるのだろうな、と思いました。


ただ、「じゃあわたしは動画作成を仕事にするのか」というと、たぶんしません。

「継続」できないからです。


わたしは現在、こうやって毎日文章を書いているけれど、別に文章を書くことが好きで好きでたまらないワケでも、文章を書くことだけが好きなワケではありません。本当は動画を作成すること、絵を描くこと、歌を歌うことも大好きです。でも、わたしの生活の中で一番継続しやすいことが文章を書くことだったから、毎日書いているのです。

継続できたことなので、以前、お金をいただいて文章を書いたことがあります。

ただし、自分の実力がいただいたお金に見合う自信がないため、ライスワーク(生命活動するために必要な仕事)にはしていません。でも、「読んだ方から感想をいただける」「読んだ方とつながりができる」という報酬はいただいているので、ライフワーク(生きがいに感じる仕事)ではあるのかもしれません。

※わたしは「好き」をライスワークにしなくてもいいんじゃないかなと思っています。関連記事▼


とにもかくにも、「好きを仕事にする」ためには、

①自分が他者に提供できることのなかで、喜ばれる・役に立つものは何かを考える
②①を継続して行えるか考える
③①が「好き」か考える
④①を「ライスワーク」にしたいのか「ライフワーク」にしたいのか考える

という4ステップが必要なんじゃないかな、と思ったのです。

こう考えると「好き」かどうかは最後の方で考えるものになっちゃいます。

「好きを仕事にする」ことが難しいとか、続かないといわれるのは、「好き」かどうかを一番最初に考えてしまうからではないかなあ。あと、「ライスワーク」にしたい=「お金という報酬」が欲しいと思っているから。(ライフワークでいいと思えたら、心が軽くなると思います。)


生きていくにはライスワークもライフワークも必要。身体も心も健康であることが幸せにつながるから。

なので、好きを仕事にするには、逆から考えてみては?

まずは「自分が他者に提供できることのなかで、喜ばれる・役に立つものは何か」を探してみる。

わたしはライフワークに偏っているから、納得できるライスワークを見つけたいなあ。



具のない🍙まき子(@makicome1986


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