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映画「愛がなんだ」感想〜わたしの愛はなんだ?モヤモヤの正体〜

はじめましての方もそうでない方もごきげんよう、ネットプリント絵本作家のまき子です。⠀

親がたのしいと、子供もたのしい」をコンセプトに日々を楽しむヒントをお届けする創作活動をしています。

🍙

「愛がなんだ」

という恋愛映画をご存知でしょうか?

岸井ゆきのさん演じる主人公が、成田凌さん演じる男性に執着する姿を描いた究極の片想いラブストーリーです。

今日はこの映画の感想を書きます。

いや、書かせて下さい。

なぜなら身体の外に吐き出さないとモヤモヤして消化不良で身体が蝕まれそうな感覚なのです。

映画「愛がなんだ」を見て、わたしと同じくモヤモヤした方と気持ちが共有できたら嬉しいです。


なぜこの映画を観ようと思ったかというと、プライムビデオの評価が高かったことと、ググったら「リピーター続出!」「SNSで話題」という文言が目に留まったから。

「片想いのラブストーリー」ということは知らなかったので「岸井ゆきのさんと成田凌さんのラブラブチュッチュできゅんきゅんするぞ〜!」と多少邪な気持ちを抱きながら鑑賞しました。

結論から言いますと、

チュッチュはあります。

でも、

ラブラブやきゅんきゅんは遠い。

遠いから辛い。


映画のネタバレになるので内容については語りませんが、見終わった後、猛烈な不安に襲われたのです。

わたしは結婚していて子どもが一人います。旦那との出会いは知り合いからの紹介で、恋に恋して結婚した…というものではありませんでした。

だから、この映画を見終わったとき、

はたして、わたしの愛は本当に愛なのか?

執着ではなかっただろうか?

という不安に襲われたのです。

「この人を逃したら次は無いかもしれない」
「諦めたくないから振り向かせたい」
「とにかくこの人を手に入れたい」

純粋な愛情ではなく、利益や体裁を気にしたり、サンクコスト効果で結婚に持っていっただけではなかっただろうか?手に入れることだけが目的になっていなかっただろうか?


今、わたしはとても幸せです。

大好きな家族と一緒に生きられて幸せです。

でも、

「本当は汚くて自分勝手な醜い気持ちで旦那にすり寄って、旦那を騙して、無理矢理今の形に持っていかせたんでしょ?違う?」

映画の主人公テルコに罵られているような、そんな気持ちになってしまったのです。


自分の愛が信じられなくなってしまった。

火の無い所に煙は立たない。

だから間違いなく、わたしの中にも愛じゃない部分がある。

その事実をつきつけられてしまった。だから「愛がなんだ」を見た後モヤモヤしてしまったのです…



でもね、世界は思っているより優しくて。

「愛がなんだ」を見て、旦那に罪悪感を抱き、モヤモヤしていた次の日に、とある漫画と出会ったのです。

藤本タツキ先生のルックバック

起こったことに対して後ろ向きになってはいけない。前を向こう。

そんなメッセージが込められた漫画でした。


過去のわたしが旦那に対して抱いていた感情は愛じゃなかったかもしれない。

でも、今、幸せだし、今は愛だと感じてる。

だから、いいのだ。
それで、いいのだ。


愛がなんだ。

この瞬間は愛じゃなくても

いつだって、今からだって、愛になれる。


わたしはテルコじゃないぞ
バカ野郎!



まき子🍙子むすび屋さん(@makicome1986

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