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自分の感想をもった上で、他者の感想を読む。【映画プラダを着た悪魔】

もう10年以上前の作品だと言うことに驚きを隠し切れないけれど、改めて映画「プラダを着た悪魔」を観ました。

以前観たときの印象は
「アン・ハサウェイが可愛かった」
というだけでした。我ながら酷い記憶力。

そして10年経った現在、
観終わった感想は

・一流の仕事とは忙しくて理不尽である
・自分のやりたいや好きを仕事にしたいならば、他者を犠牲にすることを覚悟しなければならない
・仕事とは他者の期待に応えるもの。その期待を大きく上回れば上回るほど良い
・仕事を長く続けたいのならば、自分の信念が必要

というものでした。

全て仕事とは何か?という感想でした。


この感想を持った上で、
他の方の感想を読んでみました。

恐らくこれは、「ちょっと遠回りしたけど『本当にやりたいこと』に気付いた女の子の話」なんだろう。
でも、後になって「あの頃の自分はすごく輝いていた」と、気付いても遅い。
辞めるのは死ぬほど業界を吸いつくした後でも遅くない。
まぁ、そんな結末も、それはそれで面白かったけど。
最後の最後に振出しに戻ったのは、すごく残念だった。

この方はアン・ハサウェイ演じる主人公を「青臭いお嬢さん」と表現していました。なるほどなぁ!

別の方の感想でも、主人公は「甘い」と言われていました。


わたしはついつい、
「そうかぁ、こういう生き方、考え方ができる方が今っぽくてカッコよくて、これからは正しいのかもな。」
と映画のハッピーな一面をそのまま鵜呑みにしていました。

ですが、それはあくまで一面で、
どんな生き方、考え方をしたってイイのです。

プロの働き方がカッコいいと思ったのなら、その感覚を大切にすればいい。
自分はそうは思わない、でもオッケーなのです。


自分の感想を持った上で、
他者の感想を読んだから、
自分との違いに気づけて、
知らない世界が開けた。


30代半ばですが、
まだまだ世間知らずの甘ちゃん。
人生、毎日学びがありますね。


具のない🍙まき子(@makicome1986

数多ある文章の海から、 みつけてくれて、ありがとうございます。 現在、不定期更新・お休み中です。 鹿児島から愛を届けています。