2歳娘の発達検査で、トラウマから解放された話。
現在週2で療育(親子通園)に通っている2歳8ヶ月の娘。先日、児童発達支援センターで発達検査を受けてきました。
発達検査は4回目でしたが、思い返せば当初は泣き続けて検査にならず。診察室では泣き叫ぶ娘を懸命に抱きかかえて、病院までの道のりは電車とバスを乗り継いで片道1時間。充分な検査結果を得られずに帰路につくワンオペ小旅行は、ちょっと虚しさを感じながら。
帰宅した時には疲れ果て、さらに「このままで大丈夫なのかなぁ」と娘の発達に対する不安は増すばかり。発達検査は、私の中で正直ちょっとトラウマでした。
場所見知り、人見知りが強いので仕方ないと分かっていても、検査室に入って先生と対面するだけで娘は大パニック。どうやったら検査に向き合えるか対策を考えたり、自分でもかなり構えていたと思います。
そんな母娘で奮闘してきた発達検査。その経歴を振り返ります。
・1歳半
最初に受けたのは娘が1歳6ヶ月のとき。元々生まれる前からわかっていた心臓の病気の関係で「発達が遅れる可能性がある」と言われていたので、定期的に通っている病院の先生の勧めで受けました。
場所見知り・人見知りがおそらく一番激しかったこの頃は入室後すぐに泣き出し、私に抱っこされて座っていても涙を流したまま泣き止みませんでした。
検査道具のおもちゃに視線を向けても一切触ることはなく、結局検査にならず聞き取りの推定で判定してもらうことに。ちなみに娘はずっと私の耳元で大声で泣き続けていたので、先生との会話もやっとでした。笑
発語も指差しもなく、私が指した方向を見ることもなくゆっくりな部分がある反面、タイトルと中身を言えば該当の絵本を持ってくることができるという能力も。
全体的にゆっくり発達の判定となったことや、出来ること出来ないことの凸凹があったことも受けて、初めて「療育」というものを教えて頂いたのがこのタイミングでした。
・2歳
半年前に検査を受けた病院、同じ先生で二度目の発達検査。もちろんまだまだ場所見知り・人見知りが激しい娘は、入室時から声を上げて泣き私にしがみついていました。
前回より泣く時間は短くなったものの、先生が検査道具のおもちゃを出すなどの動作だけで泣き始めてしまいました。泣いて、泣き止んで、また泣いて・・を繰り返し、前回の検査法「新版K式」は難しいとの判断で「遠城寺式」での聞き取りに切り替えて検査を。
聞き取り中は大好きなパンを与えながら臨んだので、以前よりは先生とも落ち着いて話が出来た気がします。
出来ることや出来ないことにかなりバラツキがあること、2歳で発語がないことから改めて療育を勧めて頂き、私たち家族はこのタイミングで「療育を受けよう」と決めました。
・2歳1ヶ月
療育を希望するにあたり、児童発達支援センターで改めて検査を受けることに。初めて神経科の先生の診察も受けました。
ギャン泣きで検査にならなかった過去2回に比べると、3回目は少し成長!検査道具であるおもちゃに触れる事ができました。
もちろん初めての場所、初めて会う大人の人たちに最初は緊張して泣きながら私のそばに寄り添うことはありましたが、診察中には自分から歩いて先生の前に近づき顔を覗き込む様子も。これは驚きの大成長でした。笑
この日は細かい数値で結果は頂いていないのですが、やはり実年齢の半分近くの発達状況ということ、また発達の遅れだけでなく、ある症状の可能性を先生から宣告されました。こちらについては、また別投稿で書こうと思います。
そんなこんなで、確実に毎回成長を感じてきた過去の発達検査。ついに先日受けた4回目の様子がこちらです。
・2歳8ヶ月
7ヶ月前と同様に児童発達支援センターにて、検査は同じ担当の方に行っていただきました。療育に通い始めて初めての発達検査でしたが、過去3回のように泣き出して検査にならないということはなく、自分から椅子に座ってみたり、検査道具に手を伸ばして遊んでみたり。
型はめなど好きなものは何度もやろうとしていて「こんなにスムーズに出来るんだ」と驚かされました。段々と本人も調子を掴んできたのか、身体を使う運動の検査もスムーズにクリア。運動の方が先だったら、もう少し取り組み方が変わったかもなぁと。汗
一番うれしかったのが過去の検査では「苦手」と言われていた手先を使う遊びが上手ですね、と褒められたことでした^^
2歳8ヶ月の娘の、現在の発達年齢は1歳4ヶ月。実年齢の半分という結果でした。過去の結果から考えて「やっぱりこれくらいかな」と理解しながらも、「半分」という事実をちょっと大きな壁に感じたり。正直複雑な気持ちもあります。
でも、これまでは「検査にもならない」「これも出来ない」とネガティヴな感情が先行していた発達検査。だけど今回はマインドが変わり「出来ないことを知る場でなく、出来ることを知る場である」と思えるようになりました。
体験の積み重ねで状況を把握したり、環境に適応しようとする時間が短くなったこと。前回出来なかったことが、出来るようになっていたり、時には「こんな事も出来たんだ」と驚きを与えてくれること。私たち夫婦がそれまで気付けなかったような成長を感じることもあります。
4回目にしてようやく「発達検査は娘の成長を知る機会なんだ」とポジティブに捉えることが出来るようになった私も、親としてちょっとだけ成長できたのでしょうか。笑
ちなみに、娘の成長を感じられたのも「療育」の影響は本当に大きいと感じています。関わる人の数と環境が増えて、たくさんの遊びを経験しながら、少しずつルールを学び、自分で出来ることも増えて。
今では娘にとって「行きたくてたまらない楽しい場所」になっていて、それが何よりいい刺激になっているんだと思います。
どんなに発達がゆっくりであっても娘は確実に成長している、発達検査はそんな娘の頑張りを知れる貴重な機会。そう気付けたら、いつの間にかトラウマから解放されていました^^
次の発達検査は1年後!また娘の成長を見れることが、今から楽しみです。
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