Its a small world.

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Perch.のお手紙　#108

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　日曜日のお昼に東京を発って、チェンマイからバンコクへ。

　久しぶりの海外旅行に、出発前はいろんなことを忘れてしまっていて、珍しく少し緊張しました。 　

　もっともっといろんなことに「久しぶり」という気持ちになるのかなぁ、もっと初めての海外旅行に来た時みたいな気持ちになるのかなぁ、と思っていたのだけれども。

　

　世界の隅々の人までiphoneを持つ様になっていて、世界の隅々のInstagramを見ることが出来る様になった時代が定着して、どこに居ても同じものを見ていること。

　世界の隅々までCOVID-19が届き渡って、世界中の人々が同じ体験をしたことで、世界中のどこに暮らす人とも共通の経験を得たこと。

　その2つのためなのか、世界がなんだかとても小さくなった様に感じました。

　これまでの海外への旅の中で、今回1番世界を小さく感じています。

　私自身がこれまで感じていた「世界」が私の外側にあったのだとしたら、今回初めて「世界」は私の内側にある様な、そんな気がしました。

　チェンマイのみどり豊かな郊外に向かう道々も、大きな空に浮かぶ太陽も、南国特有の鳥たちも、バンコクの果てしなく広いプールも、そこから見える椰子の木も、ハレーションを起こす雲も、見ず知らずの街の人々も、私の内側にある様な、そんな気がしました。

　東京もとても暑いと聞きました。

　バンコクもとても暑くて、気持ちがよいです。