そこが開く

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Perch.のお手紙 #142

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ものすごく、ものすごく辛くて、心が壊れちゃう。

今週は久しぶりにそんな1週間でした。


どんなに長く自分と付き合っても、どんなに丁寧に心身のケアをしていても。

社会の中で生きていると、自分から飛び込んだかどうかに関わらず、どうしようもない問題に直面することはあるものです。


辛くて、悲しくて、泣きそうになったり、実際に泣いたり。

考えても考えても答えが出ずに眠れない夜を過ごしたり、明け方に飛び起きたり。

胸のモヤモヤがどうしても消えていかずに、うまく笑えない様な。

後ろからやってきた見えない手に羽交い締めにされて身動きが取れなくなる様な。


誰かにとっては家族のことかもしれないし、誰かにとっては恋人のことかもしれない。

誰かにとっては学業のこと、誰かにとってはお仕事の場面で。

そんな気持ちになる日がみなさんにもあるのでしょうか?


会社を持って、たくさんの人に関わってもらいながら、責任のある決定をしていく中で、私は繰り返しそんな気持ちを味わってきた様に思います。

或いは、以前から味わってきたその頻度が、自分で仕事を始めたことで増えたのかもしれません。

少し前までは特技の様に絶望していました。

今でも親しい人からは、私の特徴を「すぐに絶望する」ことだと言われたりもします。


けれども、慣れとか、経験とか、そんな様なものなのかな。

今週は、95%の心と身体で絶望しながらも。

出口のない扉を握り拳でどんどんと叩きながらも。


こういう時だ。


と思っていました。

自分が新しくなれる時。

これまでとほんのちょっと、けれど決定的に違う世界に入れる時。

どんどんと叩いている扉は全然開く気配がないんだけれども。

踏み締めていた地団駄が、大地を割った結果その先に進めた、みたいな。

あ、扉の方じゃなくって、そっちね、みたいな。

そんな訳で、胸を掻きむしりながら。眠れぬ夜に寝返りを打ちながら。

今回はどこが開くのかなぁ。

そこはどこに繋がっているのかなぁ。

5%わくわくしている。