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「先が読めない」ってロマンなんだと、推しとマリーンズが教えてくれた。

昨晩8月7日にZOZOマリンスタジアムで開催された、千葉ロッテマリーンズ対福岡ソフトバンクホークスの試合を観戦してきました。

先月に人生初めて野球観戦に行った時のことは球場の感想記事和田康士朗選手沼落ち記事でごちゃごちゃ書いていますが、まさかこんなにも早く2回目の現地入り機会が訪れるとは思わなんだ。


試合内容

細かい感想

まずは一言。
勝ってくれてありがとう!!!

カード初戦がとにかく絶望的な試合内容だったので、正直「滅多打ちの凡打に終わるとしても私はへこたれない……生で観られることに感謝しよう……」と予防線張りながら行ったのですが、蓋を開ければこの結果。なんてこったい失礼しました!

めるりん(C.C.メルセデス選手のことを勝手にそう呼んでます)は初回こそホームランを浴びてしまったけれどその後は大崩れせず投げ切ってくれたし、ポラちゃん(グレゴリー・ポランコ選手)のホームランはただただ景気が良かった。自分はお口あんぐり開けて見ているだけなのに自分のことみたいに嬉しくなってくるの、アレなんでしょうね。夢を売る仕事ってこういうことなんですね。

菊地吏玖投手は初見でしたが、めるりんに続く投手チームが最後まできっちり0点に抑えてかっこ良かったです!
益田支配人(益田直也選手)の背中を追うよこりく(横山陸人選手)から系統が始まって益田支配人で終わったのも、関係性オタクには胸熱ポイントでした。師弟は体にいい。

直接の得点には結び付かなかったけれど、気持ちの良いヒットもたくさん出ましたね。木製バット特有のカァン!という音も、生で聞くと感動もひとしおです。
今日のZOZOマリンスタジアムはせいぜい風速3メートル。風の影響なく打球があんなに遠くに伸びるなんて、プロはすごいなあ。

あと、性格の悪さが出てしまうのですが、ダブルプレーを量産してくれたのも嬉しかったです。

個人的に、ホームランが打撃で勢いを付けるプレーならダブルプレーは守備で盛り上がるプレーだと思っています。
(いやそこは三振だろ!と思う方。それも分かります)

走者を抱えるストレスが一気に高揚へと変わる、喩えるならぷよぷよやスイカゲームの連鎖みたいな爽快感(?)が好きなんです。
ワンナウトから攻守交代するのももちろん良いけど、ノーアウトのピンチを一気にツーアウトにして、守りなのに攻勢にかかる感じが特に好きです。今回だと6回表に1回あったようですね。(アプリで確認してるから多分あっている……)

それと、最近2軍から上がってきた山本大斗選手にヒットが出たのも嬉しかった!

早速スタメンに起用されて3試合目でしょうか。ノーヒットが続くなか、解説者や実況の「良いところに飛んだんですけどね」みたいなコメントがずっと辛かったです。けど何よ、って。

経験上、悪いところがない(と分析されている)のに結果が出ないってつまり「努力のしようがない」って聞こえてしまうんです。匙投げられているんですよ。
だから、そこを打ち破ってヒットを決めてくれた山本選手は私の中では本日のヒーローと言っても過言ではない!!!

……かーらーのー、山本選手の代走として出てこられた我が推し・和田康士朗選手。

この時点で僅かに目尻が濡れました。これが噂の限界オタクとやらか。

スマホで撮れる距離じゃなかったし、何より目の前のリアルを見逃したくなかったから、私まで猫背になって米粒みたいな彼を凝視させていただきました。

6回裏で代走起用の直後は打者の三振でアウト。8回裏の打席に至ってはファールだったりストライク見逃したりでツーアウトのフルカウントというファン泣かせの状況でしたが、なんとか四球を選んでくれました。命拾ったぁ。

どちらも盗塁できる戦況ではなかったですが、それでもベンチから出てきてくれたのは確か。
ありがとうございます吉井監督……。

しかし、8回裏はすごかった。
和田選手の直後に打席入りしたおがりゅ(小川龍成選手)がよく粘ってくれたおかげで、彼が走る姿を何度も見られました。おがりゅが結局タイムリーヒット打ったの9球目ですってね。それまでは最早シャトルランでした。

何球目か忘れましたが、ファールのコールが出て3塁から1塁へ対角に小走りしていた時には思わず笑いました。戻る時はそんな気怠くテコテコ走っておいて、さっきの数秒でどこまで走ったのあなた……。

彼個人の成績で言えば、走ってはバックホームすることなくスリーアウト、打っては四球でしたが(※打ってない)、守りで軽やかにセンターフライを取ってくれたので100点満点中300点です。エリア63から入ったファンなので悪びれず激甘。

と、いうわけで、ただただ和田選手と千葉ロッテマリーンズに力づけられる3時間でした。

タイトル回収

昨晩試合でワーキャーしながらふと、不思議だなあと思ったんです。

二次元オタク最盛期だった時からずっと、私って展開が読めないコンテンツが基本的に苦手なんです。刺激とハプニングに弱いから、続きのことで頭がいっぱいになると作品全体を楽しめなくて。

でも作品って当然ながらあらすじとオチが全てではなくて、そこに色々な要素が絡んでいるから面白いじゃないですか。展開にいちいち疲れるくらいなら、前情報を仕入れるかそもそも触れないほうがマシ。
って思考になっちゃうんです。なんというつまんない人間なんだ……。

でも現実のスポーツを、ましてやリアルタイムで観るなんて刺激とハプニングのてんこ盛りじゃないですか。

つまり私にとって野球観戦は、気楽に見るエンタメではないのです。

もちろん、いわゆる良い展開になれば楽しいですけど、現状のマリーンズは常勝軍団とは言い難く、推しはその中でも代走要員。厳しい戦況はいくらでもあります。
そして、以前の記事にも書いたとおり私は偏屈なオタクゆえ、他のファンと同じだけの熱烈な応援はできません。

でも、彼らから伝わる「読めないこの先は俺(たち)がつくる」といわんばかりの気迫が、ついつい先回りして安心したがる私の背中を軽く押してくれるんです。

初回からノーアウトでランナー得点圏とか、ビハインドのまま終盤ツーアウトランナー無しとか、そういう状況でも彼らの頭にあるのは恐らく、どうやってひっくり返すか。

私はそこにロマンを感じました。

人生何があるか分からない。
その事実には良いも悪いも両方あるはずなのに、私はいつの間にか悪い方ばかり記憶の箱から取り出してしまう。だから、諦めることで楽して安心したいのです。

和田選手は間違いなく私の推しですが、先が読めない未来にポジティブなものを見せてくれる千葉ロッテマリーンズが、野球が好きなんだなあ。私。

BSW

イベント説明時の「いま野球を好きな人も、これから野球を好きになる人も」って表現がめちゃくちゃ好きなのですが、わかる人います?

野球以外のイベントは色々ありましたが、個人的に感動したのは花火と球場内のスマホライトタイムですね。とにかく綺麗だった。

今年は全国的に花火大会が次々中止になっているので、ポラちゃんのホームラン含めてたくさんの花火を見られたのは嬉しかったです。

配布されたシールを使ったカラフルなスマホライトふりふりも、イニングの間を観客一体となって楽しむ時間に変える発想の転換に「なるほど〜!」と。あれは現場で見るに限りますね。←多分アイドルオタクの語彙

ちなみに、そのシールは球場内各所に置かれた小さな箱に入っていたのですが、床に落ちて今にも踏まれそうだったのを見つけたためモッタイナイ精神に基づき“救済”しました。
戻すのも衛生的にアレよね、というわけで素直に持ち帰り、スマホやPCに貼りました。衛生どうしたよ。うふ。

推し活進捗

人気者の新参ファンあるあるでしょうけど、和田選手のユニフォームは売り切れ御免で調達できませんでした。チャンスロスですよ公式さん!!入荷しましょう再販しましょう!!ね!!!!

今までこんな人気者推してこなかったから、そもそもグッズ自体が少なかったんです。大人になってからは、グッズこそあっても背後にある推し活ビジネスを感じ過ぎて具合が悪くなってしまい身動きが取れませんでした。
(あっ今、私のこと気持ち悪いって思いました?正解!)

ようやっと、「ご本人のために姿かたちを隠しながらも直接何かできることを――」と重い腰をあげ馳せ参じたものの、いと悲し。

でも、タオルはあったので買いました。色々悩んで、選んだのはシンプルな白地です。安直な理由ですが、お名前が見やすい、つまりグラウンドから応援する気持ちを届けやすいデザインかなと思って。次に観戦行けたら、顔隠しながら豆粒として和田選手たちのモチベーションになりたい。

ま、行けなくっても配信みながらスマホ画面に向かって掲げ始めそうですけど。現に家で観戦しながら応援歌うたっているし。ヨッシャー!しょうご~しょうご~なかむ~らしょ~うご~♪



今月はとにかく対ソフトバンクだらけです。
にも関わらず鳥チームに強い角さん(角中勝也選手)は抹消、べーやん(髙部瑛斗選手)も一昨日の走りを見る限りベストではなさそう……。

今晩佐々木朗希選手のピッチングに期待しつつ、
久しぶりにソト先生(ネフタリ・ソト選手)のホームラン見たいな〜!
慎吾さん(石川慎吾選手)の活躍で胸熱くなりたいな〜!
和田選手もこの前のヒロイン未遂を本物にしたいな〜!

なんて、言うだけタダ。
私もすっかり、先が読めない未来を楽しんでいます。

【追記】アップしたのは8日午前ですが、初稿が7日深夜のため主に日時の誤字が多く申し訳ありません。気付き次第訂正しております。

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