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原監督のことば 

#note100本ノック
Day 16

箱根駅伝の復路を観ながら、書いています。駒沢大学の史上初大学三冠連覇を阻止すべく、青山学院大学が力走しています。

「明るく、元気に、前向きに」
原監督のつくるチームの力って、何なのでしょうか。


原監督を研修にお招きする

以前、勤務していた私立小学校が地区の教員研修会の会場校になったことがあります。基調講演に招く講師の候補として、青山学院大学の原監督を推し、実現しました。

当時の青山学院大学は箱根駅伝を連覇中。わたしはその強さとともに、選手たちの生き生きと競技に取り組む様子に着目していました。どうやって、あのマインドを醸成していくのか、と。教育に携わるものとして、校種を超えて学ばせていただく意義があるだろう、と。


原監督のひとことで気づく

光栄なことに、講演前に原監督に待機していただく校長室への案内係を任せていただくことに。

職員室を通過しながらご案内したのですが、そこでの監督のことば。

「ここが職員室?なんか倉庫みたいですね」
「先生たち、楽しんでますかーーー?」

明るく笑顔で話しかけてこられる監督に、何だかいろいろなことをつきつけられた気がします。


あれれ…?

校長室でしばしお話させていただきました。飛ぶ鳥を落とす勢いで箱根駅伝を連覇していらっしゃる監督なのに、まったくおごったところもない。

いちばん盛り上がったのはわたしが同僚の先生たちとリレーマラソンに出た話でした。わたしがレースの走順を決めていたので、メンバーたちから「監督」と呼ばれていることとか。

「有志で?そういうのいいじゃない!」
「どんどんやるといいよ!」

このことばに、わたしを含めたメンバーたちのマインドは完全にプラスにシフト。

活動に難しさも抱えていた部分もあったのですが、持久走大会に向けて走る児童たちと一緒に走ったり、多忙な毎日のなかで、仕事終わりにみんなでグランドをワイワイ走ったり。楽しかったし、何より同僚性を高められたことは仕事にも生かせた部分が大きかったように思います。

というか、あれれ…?「明るく、元気に、前向きに」になってるかも…。これも、原マジック?


原監督の哲学  マインドセットをプラスに変える極意

原監督はこうやって相手の話を聞き、相手のやる気を引き出す力に長けていらっしゃるのかもしれないな。つまり相手のマインドをプラスに変えることの切れ味の鋭さ

彼は箱根駅伝のスター選手だったという経歴ではなく、しかもその後陸上を辞めて営業で成果を出した方。しかしその多様な経歴も、彼の選手たちをマネージメントする力に生かされているに違いありません。

教育に携わるものとして、原監督のことばや哲学には惹きつけられます


「明るく、元気に、前向きに」

2024年の箱根駅伝は、現在8区へ。

「明るく、元気に、前向きに」とは、青山学院大学の学生たちの創部以来のコンセプトとのこと。シンプルだけど、明確でいいですよね。

自分も「明るく、元気に、前向きに」なれたらいいな。そんなマインドをくれるのが、青山学院大学、いや箱根駅伝なのかもしれない。

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