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クリニックでコーチングを取り入れたら、難かった一面

コーチングプレイス認定コーチのまきです。
1人1人の自由な幸せのカタチ作りをサポートする活動をしています。

stand.fm「夜のほっとひと息コーチまきのラジオ
との連動はお休みしています🌙
春休みの期間は雑音が入りまくりなので諦めましたが
noteで発信ができたら良いなと思っています。

私は看護師としてコーチングを学んでいて良かったと思える事が多くあります。
医療現場にコーチングがもっと取り入れてほしいと本当に思います。

それは、ご本人の考えや思いを尊重する事ができるからなんです。

時間のゆとりが無く医療者の一方的な考えを押し付けてしまう事があるかもしれません。または一人一人患者さんは違うのに、皆同じ支援内容だったり…。

アプローチの方法を知るだけで、患者さんの思いをぐっ引き出す事ができ、ご本人の本当の思いに沿った意思決定への支援ができると思うんです。

一方、私が働いているクリニックで、生活習慣病の患者さんにコーチングを取り入れたいとのことでやり始めていますが、難しいと思う事がありました。

現在はこの方のお話を聞いてくださいと言われたタイミングでコーチングを行っていますが、

①出来ないことにフォーカスがいく
コーチングを取り入れるタイミングが数値が悪くなった時なんです。
なのでコーチングの流れが、正すような、したためるような話の流れになりがちなんですね。患者さん自身のためと言えば聞こえはいいかもしれませんが、間違って患者さんの精神的な負担になってはいないかと思ってしまいます。

患者さん自身が変わりたい!治したい!と求めているなら、できない部分が明確になればそれもモチベーションにはなるかもしれません。

とりあえず定期受診だけ継続できていて、良くなる事を目指すよりも悪くならないようにしてきた患者さんにとってはどうなのか、検討が必要だと思っています。


②本格的なコーチングを学ばずに看護師が実践するのは不安がある
他の看護師さんは本格的に学んでいないと言っても、人と関わる面で今までたくさんの方と関わって来られているし、経験や地盤がしっかりされていると思います。

なので、簡単なエッセンスを取り入れるだけで看護師はコーチングはできると思います。ただ急に新しく取り入れて提供するのは、不安になって当然ですよね。

それに不安な点は、看護師の範疇ではない診療面に関わる事を話さないといけなくなる事や、看護師のコーチングが精神的な苦痛になって治療に差し支えが出るかもしれない事です。

患者さんのプライベートな部分を治療だからと言ってどこまで踏み込むべきか、医師と看護師の役割分担はどこらへんまでか、病院として患者さんとどう関わろうとするか(病気を治すのか維持できればいいのか)

そもそも、通常は同意をとってコーチングするのでお互いの安心して話せる空間になっている訳で、患者さんには同意などのプロセスがないからより私は気が引けているのかなと思いました。

今の所、どうあれば治療に効果的なコーチングができるのかはわかりませんが、一人一人の患者さんを承認するような関わりや、思いを引き出す関わりは続けていきたいと思います。

お読み頂きありがとうございました♪


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